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ITに強いビジネスライターとして、企業システムの開発・運用に関する記事や、ITベンダーの導入事例・顧客向けコラム等を多数書いてきた筆者が、仕事を通じて得た知見をシェアいたします。

タイトルや見出しを上手に作りたい人のためのセミナーを受けた話

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ITに強いビジネスライターの森川ミユキです。

かなり前ですが、といっても10年経っていないと思います。なぜならそのセミナーに参加したときは、既にライター専業だったと記憶しているからです(私は2014年からライター専業でやっています)。今思ったんですけど、セミナーのレジュメでも何でも書類には必ず日付を入れるようにするといいですね。

何のセミナーかというと、タイトルや見出しの付け方のセミナーでした。当時、誰に言われたか忘れたんですけど、おまえは見出しを付けるのがヘタだと言われまして、今もけっして得意ではないのですが、その頃は確かに目も当てられないほどヘタでした。

講師は某有名週刊誌の元編集長さんで、主たるターゲットは編集者さんです。タイトルや見出しをつけるのは基本的に編集者さんのお仕事なんです。とはいえ、私は出版社以外の一般企業さまのお仕事も承っていますので、自分でタイトルや見出しをつけないといけないことも多かったりします。

無料だから参加したのですが、交通費はもちろん自腹です。おかげさまで昔よりはかなりマシな見出しが書けるようになり、かなり感謝しております。

著作権があると思いますので、差し支えない範囲で(たぶん)ノウハウを一部紹介します。

たとえばタイトルを考える基本は、以下の4つなんだそうです。

  • 誰に
  • 何を訴えるのか
  • 送り手の都合より読者のニーズを考える
  • 読者のどの欲望を刺激するのか

私の場合、タイトルや見出しを自分でつけるのは、企業のオウンドメディアのコンテンツがほとんどですので、読者の欲望は「知りたいという欲求」になります。

タイトルや見出しをつける際に考える要素はいくつもあるのですが、最も重要な要素だけお伝えします。

それは、

もっと短くならないか、もっと強くならないか

というものです。

あまり細かいことは書けませんので、かなり抽象的ではありますが、これだけでもかなり変わってきます。ぜひ応用してください。

さてセミナーのレジュメを詳しく見直していたら、「出版業の本質とは何か?」というページがあり、この通りに書いてありました。

まず、売れる本をつくって売って、儲けたカネで、売れるかどうかわからないけど、出さなければならない本を出す

私のメモによれば、売れる本8割、出さなければならない本2割なんだそうです。

私自身は三流ライターなので、超一流と言われる編集者さんとお仕事をご一緒したことがありません。なので何とも言えませんが、売れる本を次々と出して尊敬されている編集者さんのことはよく聞くけれど、出さなければならない本を出すことで有名な編集者さんって寡聞にして知らないなあと――これは単なる素直な感想で、きっと私が知らないだけでそんな方もいらっしゃるのだと信じています。

いつかそんな方とご一緒できればと願っていますが、そもそも私自身、売れた本など出したことがないので、相当な努力が必要だなあと途方に暮れる次第です。


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