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ITに強いビジネスライターとして、企業システムの開発・運用に関する記事や、ITベンダーの導入事例・顧客向けコラム等を多数書いてきた筆者が、仕事を通じて得た知見をシェアいたします。

E-A-Tに関して私見を述べつつ、宣伝もさせていただきます

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E-A-Tが脚光を浴びているらしい

Googleが2014年に提唱したE-A-T(Expertise、Authoritativeness、Trustworthiness:専門性、権威性、信頼性)が俄に脚光を浴びているらしい。

そのことを、実はこんな依頼をいただいて知った。

「昨今Googleが提唱するE-A-Tに関して、よりコンテンツの信頼性や専門性、またその権威性が求めらていますが、その影響もあり、各企業が運営するメディアにおいて専門家による監修のニーズは益々高まって」いるので、監修業務の見積もりが欲しいというのである。

僕は以前、オルタナティブ・ブログにこんな記事を書いたことがある。

池上彰氏でさえも――出版社は「IT校閲」を!

これにはたくさんのコメントがついた。ネチネチした指摘の仕方が気持ち悪いとの酷評も頂戴したが、おおむね好評だったと認識している(メンタルが強いだけか?)。

これを書いたのは、「IT校閲が必要だ」と主張したかったからだ。

技術評論社とか翔泳社のようなテクノロジーに強い出版社は別として、一般の出版社の編集者にITについて正しいことが書かれているかどうかなどを判断する能力は無いと思ったからだ。

白状すると、そういう仕事の依頼が来たらいいなと思ったのである。2015/12/02付けとなっているが、今よりもずっとお金が欲しかった時期だ(まあ常にお金は欲しい)。

そんな依頼は当時は全く無かったのだが、4年半経ってそんな依頼をいただいたわけで極めて感慨深い。

こんなSEO業者よりも僕に相談を!

ところでE-A-Tに関して、あるSEOコンサル会社の社員(社長かもしれない)は、専門的な内容を分かりやすく書くことで検索順位が上がるというようなことを書いていた。専門的な記事を分かりやすく書くことでページビューが増え、それがGoogleの検索エンジンに高く評価されると言うのだ。

この業者、本当にSEOに成功しているのか? こういうことを書くSEO業者に依頼してはいけない。

そんな業者よりは、「ITライター」というビッグワードで、この8年ぐらい常にトップ5に入り、そのうち7割以上は1位だった(森川印象、統計はありません。ただ7割は控えめです)僕の言うことを信じて欲しい。

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E-A-Tの実現は、「E-A-T」という言葉があったかどうかは別として、Google創業以来の悲願である。Googleの検索アルゴリズムが、論文の評価方法に基づくことを思い出して欲しい。Googleは最初からE-A-Tを追求してきた企業なのだ。

GoogleがAIに注力してきた理由も、E-A-Tの実現だと考えていい。

読まれているかどうかなど関係なく、その記事のE-A-Tを判断するためにAI開発を進めてきたに違いない。もちろん他にも目的はあるだろうが、大きな目的の1つがE-A-Tの実現にあるのは、GoogleのDNAに思いを馳せれば容易に想像できることだ。

前述したSEO業者がダメなのはこういうことを考えられないからもあるが、もっと根本的な理由もある。

いいですか。失笑するような話ですよ。

SEOって読まれるためにやるんだよね? そのために先に読まれるようなコンテンツを作りなさいって、こいつは言ってるわけ。本末転倒じゃないのw

E-A-T。IT関連で実現したかったら、僕に相談してください。今回は明確に宣伝しておきます。こんなSEO業者にムダなお金を、貴社に使わせるのは忍びないと思ったので。

※本記事は、オルタナティブ・ブログとnoteにダブルポストしています。


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