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ITに強いビジネスライターとして、企業システムの開発・運用に関する記事や、ITベンダーの導入事例・顧客向けコラム等を多数書いてきた筆者が、仕事を通じて得た知見をシェアいたします。

ピボットテーブルを短期間でマスターしたいすべての方へ

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ITに強いビジネスライター森川滋之です。

以前、友人の公認会計士・羽毛田睦土(まこと)さんが上梓した『関数は「使える順」に極めよう! Excel 最高の学び方』(インプレス)をご紹介した。「教え方が非常にわかりやすいので、新人研修などで人に教える方は参考にされるといいのでは」というようなことを書いたのだった。

その時、実は「次はピボットテーブルの本を書いてくれないかなあ」と思ったのである。恥ずかしながら、ピボットテーブルという便利なものがあるのは昔から聞いていたのだが、使ったことがなかったのだ。

歳を取ると新しいことを覚えるのは億劫になる。仕事で必要ならば一生懸命勉強するが、Excelを操作したり、Pythonでプログラムを書いたりといった実務的なことは、僕の場合あまり必要にならない。

そうしたら、羽毛田さんが本当にピボットテーブルの本を書いてくれた。

『いちばんやさしいExcelピボットテーブルの教本 人気講師が教えるデータ集計が一瞬で終わる方法』

彼の教え方のうまさは折り紙付きである。献本してくださるというので二つ返事で送ってもらい、時間の合間を見て、実際に操作しながら勉強させてもらった。

ピボットテーブルで大切なことは、ピボットテーブル機能の操作の仕方ではない。どんなレポートを作りたいかを考えて、それから逆算してデータを作ることである。あたりまえのことなのだが、ピボットテーブルの機能や操作を覚えることにこだわっていた僕には目から鱗だった。

このように正しい流れがわかれば、習得も早い。結局たった数時間で、ピボットテーブル初心者だった僕が、けっこう複雑な集計表も作れるようになったのである。

便利そうだが何となくハードルを感じる"Power Query"も簡単に習得できた。

データの扱いに慣れている人にはすこしくどい箇所もあるが、それは読み飛ばせばいいだけだ(僕は斜め読みした)。

仕事でぜひピボットテーブルを使いたいのだが何となくハードルが高いと思っているあなた、あるいはExcelは長年使っているがピボットテーブルは何となく使わずに来たあなた――ぜひ、この本で学んでほしい。

なお操作学習用に表を一から打ち込むのは面倒と思った方は、その心配はない。学習用の表はダウンロードできるようになっている。


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