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ITに強いビジネスライターとして、企業システムの開発・運用に関する記事や、ITベンダーの導入事例・顧客向けコラム等を多数書いてきた筆者が、仕事を通じて得た知見をシェアいたします。

6月7日 働きの成果を黒字にする~いま変わり目にいます(#380)

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3,4年に一度ぐらい、人や本との出会いで、今までそれが本質だと思っていたことが、実は瑣末なことに過ぎず、本当はこれが本質だったんだと気づくことがあります。

前回は2007年にそんなことがありました。

そのようなことが起こる前は、違和感でいっぱいになります。

今まで信じてきたことに対して、何かが違うと思うようになります。

今日の、松下幸之助さんのお話を、ひとことでまとめると、会社は赤字では存在の意義がない、ということです。

私は、ちょっと前までは、このような価値観に違和感がありました。赤字でも一生懸命やっていればいいという考えでした。一生懸命やることが正しいと思っていました。

しかし、今、その考え方に違和感が出てきました。一生懸命やっていれば本来は黒字のはず。ということは、何か間違ったことを一生懸命やっているということになる。一生懸命むだなことをしているのであれば、それは確かに社会的な損失かもしれない。

現時点では、どちらが本質に近い話なのか(あえて正しい、正しくないとはしませんでした。そういう話なのかも自信がありません)私には分かりませんが、自分にとっては新しい本質が見えてくる時期に入ったように思われます。

せめて言えるのは、以下の一言ぐらいです。

今日の一言)一生懸命やっていても、それが社会の迷惑になっていないかは、よくよく考えてみる必要がある。

本年の一日一言は、『松下幸之助 成功の金言365』を毎日1ページずつ読んで、自問自答するという趣向です。

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