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ITに強いビジネスライターとして、企業システムの開発・運用に関する記事や、ITベンダーの導入事例・顧客向けコラム等を多数書いてきた筆者が、仕事を通じて得た知見をシェアいたします。

集中力を増すための朝一の5分間エクササイズ(#106)

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5分でいい。没入する習慣をつけよう。

●解説

評判の『考えない練習』を読んでいます。

まだ読みはじめなので誤解があるかもしれませんが、著者はどうも集中することの大切さをテーマにしているようです。

人と話をしているときでも、遊んでいるときでも、また仕事をしているときでも、人は目の前のこと以外のことを考えてしまうものです。

この状態だと、どんどんネガティブなことを考えはじめて、何も楽しくなくなってしまいます。幸福からどんどん遠ざかる。

どうも、こういうことが言いたいのではないか。

ここからは、前掲書とは関係なく、私の考えです。

もしかしたら集中力自体が弱っているのではないかと思います。

集中力を高めるエクササイズが必要ではないでしょうか?

それには、朝目が覚めたときに5分間でいいので、何かに没入することです。

私がやっていることをお伝えします。

下は、松下政経塾の塾訓です。

素直な心で衆知を集め
自修自得で事の本質を究め
日に新たな生成発展の道を求めよう

私は、毎朝これを百遍唱えています。

最初は布団の中で、途中からは布団の上に座わって唱えます。百遍唱えるとちょうど起きることができます。

最初の頃は見ながら唱えていましたが、さすがに今は憶えてしまいました。

やや早口で唱えると1回約5秒で唱えることができます。

ところが集中が途切れるとつっかえてしまいます。1回5秒で唱えることに集中しているとつっかえません。

5秒×100回=500秒ですから、だいたい5分ちょっとで終わります。

言葉は何でもいいのですが、「今日一日がんばろう!」という気持ちになって、早口で読めば5秒ぐらいで読める文章を、100回繰り返すといいと思います。

●裏解説

考えない練習』の「はじめに」に興味深い文章がありました。下に引用します。

淡くて穏やかな幸福感よりもネガティブな考えごとのほうがはるかに強い刺激の電気ショックを脳に与えてくれますから、(人はネガティブな考えごとを)なかなかストップすることができません。
(前掲書P7 カッコは私が補足)

これ実によく分かるなあ。

怒ったり、悲しんだり、人を責めたり、不満を言ったり、人をうらやんだり、などなどのほうが確かに「快感」なんです。

こういうのは「不快感」って言うんじゃないの?と突っ込まれそうですが、怒りのあまり人をなじっているときって、絶対に気持ちいいはず。

快・不快では紛らわしいなら、刺激的と言い換えてもいい。

だから、匿名の掲示板の書き込みは、ネガティブな言葉で氾濫します。だって、掲示板以外でネガティブを発散する場所がないわけだから。その様相は、あたかもオナニーを覚えた猿のようです(少なくとも中庸を志す人間からはそう見えます)。

その気持ちよさは麻薬と一緒なので、断つべきものだと私は思います。 

ついでにいえば、ポジティブも中毒になるので、私はどうかなと思います。誉め中毒とかね。

中庸が大事だと思います。

目の前のことを、ただ間違えないように生きる。そこに幸せを感じる。これが中庸と私は思っています。

この習慣、本当にお勧めです。

二日酔いでも寝不足でも朝早く起きられるようになりましたから。

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