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ITに強いビジネスライターとして、企業システムの開発・運用に関する記事や、ITベンダーの導入事例・顧客向けコラム等を多数書いてきた筆者が、仕事を通じて得た知見をシェアいたします。

上から目線は悪いことなのか?~もっとも気をつけるべきこと(一日一言 #69)

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人から上から目線だと言われても気にする必要はないが、伝え方には工夫しよう。本当にまずいのは、上から目線でものを言われていると感じることのほう。

●解説

「上から目線でものを言うな」と怒り出す人がいます。

人にものを教えている際にそう言われたとしても、基本的には気にする必要はありません。

教える立場が上からでないと、教わるほうは困ってしまいます。教えるということは、その時点で上から目線なものなのです。

だから自分が上から目線の嫌なやつなんだろうか――なんて気にしかたをする必要はありません。

ただ、相手が怒るからには、伝え方に問題がなかったかは振り返ったほうがいいでしょう。

問題は目線ではなく、伝え方のスキルである場合がほとんどです。

さて、上から目線というと普通は嫌なやつの代名詞みたいに言われていますが、私がそんな非難を気にする必要はないという理由はなんでしょうか?

それは、そのような非難をする人は、まず間違いなく自分に自信がない人だからです。

老若男女関係ありません。

自分に自信がある人が、「君は上から目線だね」と非難する状況は想像できません。「君は礼儀知らずだね」という言い方はするかもしれませんが・・・。

ですので、気をつけるべきは、自分が上から目線だと言われたときではなく、あなたが他人を上から目線だと思ったときです。

そのときのあなたは本当は自信がないのです。そして、それに気づいていない。

人間は必ずそういう領域で失敗をします。

●裏解説

私も以前は、自分が得意だと思っている領域で、偉そうにアドバイスめいたことを言われると、カチンときたものでした。

今はいちおう傾聴するようにしています。

傾聴すれば、何か得るところはあるようです。

でも、中には本当の半可通もいたりします。

その場合は、深い質問をしていって、いじめてやることにしています(笑)。

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