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ITに強いビジネスライターとして、企業システムの開発・運用に関する記事や、ITベンダーの導入事例・顧客向けコラム等を多数書いてきた筆者が、仕事を通じて得た知見をシェアいたします。

ドブ板営業が一番確実!~スマートなやり方は基本を押さえてから(一日一言 #63)

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確実にやろうと思ったら、精神的にしんどいと思うことをやるほうが実はラク。

●解説

ドブ板営業については、定義が大きく二つあるようです。

  • エリアを決めてひたすら飛び込む(アポなしで)
  • とにかくアポを取りまくって、訪問しまくる

おそらく相手先が個人と法人の違いで意味が変わってきているのではと思います。

本来の「ドブ板」の意味では、前者なのでしょうが、最近は飛び込み営業という言葉が定着しているので、ここでは後者をドブ板営業と言うことにします。

ちなみに、現代では個人向けでも何らかの方法でアポを取ってから訪問するほうがいいのは言うまでもありません。

※飛び込みでも、最低限チラシを撒いて訪問予告だけでもしておくほうが良いでしょう。

さて、私は思うのです。

ここ一発売上が欲しいと思うときには、ドブ板営業が確実で最高の方法ではないかと。

もちろん、アポ取りのテクニック等は勉強が必要ですが、スキルはあまりいらないからです。

これがネット広告等で集めるとなると、結局広告資金と経験からくるノウハウの有無が勝負を決めることになります。ネット広告のほうがずっとハードルが高いのです。

そして、現在ネット広告などスマートな手段で成功している人たちも、やっぱり過去ドブ板営業をやっていた人がほとんどなのです。

ドブ板で培ったノウハウが、たとえばセールスレターなどに活かされています。

これを忘れてはいけません。

起業セミナーなどの参加者を見ていると、スマートな方法で「ラク」に「かっこよく」やりたいと思っている人が多いのでは、と危惧することがあります。

全然逆なんです。スマート(賢い)というだけあって、頭を使わないと難しい。たしかにカッコいいかもしれませんが、それ以前に経験に基づくノウハウがないと難しい。

起業セミナーでうまく行った人も、ほとんどは何らかの形でドブ板的なことをやってきた人たちのようです。

まずはドブ板営業でお客様を見つけましょう。ネットで見つけるよりもそのほうが初心者には絶対にラクです。

●裏解説

逆に、もう十年以上同じ商売をやっていて、商圏を拡げたいんだがなあという方にはネットがお勧めです。見込み客に響くコンテンツもすぐに作れます。

また、いつまでもドブ板をやっているのもよくありません。

あなたが一人でやっているときは必死だからノウハウもついてきますが、会社を拡大するために人を雇う段階になると一気に通用しなくなります。社員に経営者以上の必死さは期待できないからです(それ以前に期待してはいけません)。

ドブ板で培ったノウハウを今度は営業のしくみ作りに活かしていきましょう。

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ちなみにドブ板と言っても、いまどきのドブ板のやり方はあります。

まず、つまづくのはアポ取りですよね。

これも、積極的に仕掛ける方法と、待つ方法があります。ミックスでやっている人たちもいます。

ここでは書ききれないのが残念です。

 

1つ大切なことを書き忘れていました。

いざとなればドブ板でやれるという自信――これがあるとないとでは起業の成功率は大きく変わると思います。

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