出社する会社のほうが効率がいい?
先日「テレワークで生産性は上がった?下がった?」というブログを書いたのですが、こんな記事がありました。
「米Amazon「最低週3日で出社するように」と社員に通達。やはり在宅ワークは生産性が下がるのか?」(Lifehacker)
Amazonのアンディ・ジャシーCEOが、先週末のブログで「5月1日からデスクワークの従業員は最低週に3日出社するように」と通達しました。
『パンデミックが長く続き、それに合わせていろいろな勤務形態ができあがりました。
在宅勤務のみのチームもあれば、全員出社するチームもあります。また在宅と出社のハイブリットを取るチームもあります。
しかし、これからは「最低でも週3日、みんなでオフィスに戻って働くべきだ」という結論に達しました。』
在宅勤務は効率が悪いとか、サボっているといったことは書かれていないそうですが、「オフィスで働くべき」と書かれているのは、それなりの理由がありそうです。
昨年には、米マイクロソフトやメタも、出社を義務付けているという記事もありました。
「米マイクロソフト "出社" 全面再開へ 感染状況が改善傾向」(NHK)
日本では、在宅勤務を推奨している企業は、そのままほとんど出社しないということもあるようですが、ある会社では、たまに出社すると、普段できない雑談に終始する、なんて話を聞きました。雑談したい、というニーズが有るようですね。
両方の記事にあるように、在宅勤務でも仕事ができる会社のトップが、出社を促しているには、それなりの理由がありそうです。先日聞いた話では、新入社員が仕事が出来なくて困っているとのことでした。出社していれば「(指示された)仕事が終わりました」と簡単に報告できるところが、わざわざ上司をオンラインで呼び出すことに躊躇があるようです。それは、なんとなくわかる気がします。
僕自身は、通勤時間は限りなくゼロに近いほうがいいとは思っています。なので、長距離通勤は絶対におすすめしません。ただ、これらの企業のように、出社することでなんらかの効率化、あるいは無駄を省くことがいいのかもしれない。もちろん、業務によるでしょうが、このような事例が出ていることを再認識した今日この頃です。