システム開発ベンダーをどのように選択するか
»
クラウドの時代、弊社には独自に開発したシステムは存在しません。全て、SaaSとして提供されているものの組み合わせで成立しています。
ですが、全ての会社がそれで収まるわけではないですよね。どうしても、自社向けに開発、あるいはカスタマイズが必要なケースもあります。
その際に、どのようにシステム開発ベンダーを選択するか、とても大事なことです。
過去に見てきて、一番ダメなのは「社長の知り合い」です。どこかのイベントで知り合ったとか、何かの勉強会で仲良くなったとか。これで発注してグダグダになった例は、いくつも見てきました。僕にご相談いただくときには、立て直しが効かないほどになっていたこともあります。
かと言って、いくつも相見積もりを取って、値段だけで決めると、それはそれでうまくいかないことも多い。
ベンダーの選定は、自分たちのスキルに依存するところがあるわけですよね。こちらの知識が追いついていないのに、開発を依頼することに問題の本質がある。
ベンダーを選ぶ正解は一つではありません。自分たちが何を実現したいのか。いま、どこに問題を感じているのか。そこをきちんと把握した上で、それを伝えたベンダーが理解してくれるか。ここがマッチしたときに初めて、コミュニケーションが始まるんだと思っています。
何十年も完成しないサグラダファミリアのようなシステムにならないためにも、選択はきちんとやるべきだと思う今日この頃です。
SpecialPR