病んでいく地方都市をどうすべきか
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先日、出張で静岡県に行ってきました。新幹線が停まるその街は、日暮れとともに真っ暗。飲食店が閉まっていて、人がいないから他のお店も早仕舞い。翌日も、何事かと思うくらいの閑散とした町並みでした。
静岡県が緊急事態宣言の対象地域に追加される見通しとなった十六日、県内の飲食店主らは「仕方がない」と休業要請が出れば従う意向を示した。一方で「人離れが加速する」「素早い協力金の支給を」と一層苦しい状況に追い込まれることへの懸念をにじませた。
協力金は遅れているし、でも地方都市で従わずにお店を開けていることが難しい。それが、飲食店経営者のみなさんの本音だとも聞きます。
東京でもそうなのですが、自治体は「前払いします」と言った時期の支払いに躍起で、それより前の支払いは未だに滞っている、という話を聞きます。(飲食店経営者から)もう本末転倒で、日本全体の方向性が暗く感じてしまいますね。
東京や大阪では、自己判断で、協力金を捨てて、お酒を出すし、遅くまで開ける、というお店があるようですが、地方都市ではそれはやりづらい。結果的に、お店は閉める。従業員の収入は激減し、経済はますます落下する。
「日本沈没」という言葉を思い出す今日この頃です。
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