ルールを作るなら、フェアネスしかない
オリンピックが始まって、ルールが分かるスポーツ、わからないスポーツがあって、楽しめたり、戸惑ったり。まあ、戸惑うスポーツは見なくなってしまうことも多いです。
そんな中で、オリンピックだけのルール、なるものもあるようです。厳しくなるルールもあれば、緩くなるルールもあり。
また、スポーツ毎に違うルールもありますよね。ボクシングの試合では、タトゥーは禁止、というのは、最近有名になりました。年末に行われたボクシングの試合で、WBOスーパーフライ級王者井岡一翔選手のタトゥが露出したことで、あちこちのニュースに取り上げられていましたね。
一方で、ラグビーでタトゥ禁止なんて言った日には、世界中で出場できない選手が出てきますし、先日のバスケットボールの試合でも、何人か見受けられました。でも、こちらではそんなルールはありません。
ただ、どこでも大問題に至っていないのは、それぞれのスポーツの中で「フェアネス」であるから、だと思っています。
これが、我々ビジネスの世界になると、実は意外とフェアネスではないことってあるように感じています。Aさんがやるといいけど、Bさんはダメ、とか。もちろん、内容によって、「人による」というのはあると思っています。ただし、それには明確な理由が存在しなくてはならない。感覚、ではダメですよね。
「横綱は、横綱らしい相撲をとるべきだ」
これは、日本人の旧来の相撲界では「常識」として語り継がれてきたことであって、日本の相撲界に大勢いる外国人力士にとっては知らないこと。相撲界に入っても、すぐに教えられることではないわけです。
相撲界は知りませんが、これと同じことがビジネスパーソンの中で存在すると、まぁまぁの問題になると思うんですよね。ルールはフェアネスに、そして明確に、できるだけ文書化する。そんなことを考えた今日この頃です。