起業の基本である経理を理解できない理由
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最新の週刊ダイヤモンドの特集は「これからの必須スキル 会計&ファイナンス 超理解」ですね。
起業する人は、自分が得意なことをビジネスにすることが多いと思います。ITの技術であったり、コンサルティングであるような感じですね。で、その時にボトルネックになるのが経理業務です。これが苦手で困っている人は少なくないと思います。で、税理士さんにお願いするのだけれど、根底から理解できているわけではないので、財務諸表を渡されても読み解けない。だから、与信調査で他社の財務諸表を見ても分からない。結果的に、帝国データバンクの資料の一部しか読み取れない、ということになってしまいます。
僕自身、前職で得意でもない経理部長を担当したことがありますが、経営者の場合は経理専任ではないのですから、細かい経理業務を理解しないといけないわけではないんですよね。税理士さんがいるのであれば、余計に細かいことは要らない。
大事なことは、経理作業ではなく、自社を理解しようとすることだと思っています。自社がいま、どうなっているのか。売上は上がっているのか、利益は確保できているのか、キャッシュフローはどうなっているのか、といった具合です。自社の状態を理解する、ということですね。
クラウド型経理サービスを使うにしても、税理士さんにお願いするにしても、自社の状態を理解できていないと、と思った今日この頃です。
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