好きだったら、ワーク・ワーク・バランスでもいいじゃない!
「ワーク・ライフ・バランスが重要だ」「いや、ライフを優先して、ライフ・ワーク・バランスであるべきだ」
ワーク・ライフ・バランスという言葉に対して、さまざまな意見があるようです。いずれにせよ、ワーカホリック的な働き方は良くない、みんなもっとプライベートを大切にしましょう、という意見なのだろうと理解しています。
オルタナティブブロガーの佐々木さんが、こんなブログを書かれています。
映画「マイ・インターン」から予想する30年後のワーク・ライフ・バランス議論の行方
僕も「マイ・インターン(YouTube予告編にリンク)」を観て、もう一度観てみたいと感じました。それほど、登場人物が素敵。
この映画の中では、奥さんに先立たれ、一人暮らしでヒマを持て余している男性がインターンシップ生という職を得て、いきいきと暮らす姿が描かれています。また、主役のアン・ハサウェイは、夫婦で子供を育てながら、自らが創業した会社の経営に奔走しています。そういう意味では、二人とも「ワーク・ライフ・バランス」という言葉からはほど遠いところにいる人たち。
アメリカには昔から、ワーカホリック気味に働く人たちを描く映画が多いみたい。マイケル・J・フォックス主役の摩天楼はバラ色に、マイケル・ダグラスとチャーリー・シーンのウォール街などなど、むしろワーク・ライフ・バランスを描いた映画を見たことがないです。あるのかも知れないけど。
僕自身、大学を卒業して最初に働いた会社では、土日はほとんど出社していました。いや、出社しろなんて言われていなかったのですが、なんか仕事がトロくて終わらなくて、あとそのうち出社しないと不安だったのかも知れません。でも、楽しかったので不満に感じたことはありませんでした。前職でも、プロジェクト立ち上げ時には傍目に異常なくらい働きましたが、でも楽しかった。だから、自分の会社をブラック企業なんて思ったこともないし、今でも当時の仲間や上司とは仲がいい。
「仕事」というものに、どう向き合うか、どう接するか、どう捉えるかだと思うのです。飯の種、と思う人もいるでしょうし、一方で生き甲斐と感じる人もいるでしょう。どう感じるかは人それぞれなので、どの考え方も否定すべきではない。同時に、仕事が楽しくてしょうがなくて、ずっと仕事をしていたい人を否定すべきでもないと思うんです。なんか、ワーク・ライフ・バランスという言葉が普通に使われるようになって、働きたい人が声を上げられない雰囲気が出てきている気がします。
backspace.fmの中で、アメリカに住んでいる@drikinさんが「日本のみんなは、アメリカ人は働かないって思っているみたいだけど、アメリカ人って結構働きますよ」という話をされていました。各自がどう働きたいか。もう少し尊重出来るといいな、と感じた今日この頃です。