通勤電車を快適に過ごすキーワードは「しなやか」
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通勤電車は、早めに乗れば快適。これは紛れもない事実なんですが、人それぞれに事情があるので、早く乗れない人もいらっしゃいますよね。ギリギリに会社に到着しているわけではないのだけれど、どうしても混んでしまう。僕が経験した中だけでも、東海道線とか、常磐線とか、京王線とか、いろいろと強烈に混雑する電車がありますよね。他にもあることでしょう。
通勤電車を快適に過ごせないのは、身体に力が入っているからだと思います。誰かに押されないように、押されても奥に行かないように、どんなに押されても高木さんが書かれていたスペースから離れないように、と身体に力を入れていると、身体が疲れるだけでなく、精神的にも疲れるようですね。僕は人の観察が大好きなのですが、流れに逆らって立っている人の顔は、こわばっていることが多いように感じます。
先日、とある路線で見かけた男性。押されたら「おっとっと」と言いながら笑顔で、しなやかに、されるがままになっていました。 流れるままに一度降りて、また流れに沿って乗り込んでくる。終始にこやかな顔をしていらっしゃるのがものすごく印象的でした。すーっと流れに乗っている、という感じ。まるで、流れに沿って快適に泳いでいるイルカのような。
海でもそうですが、流れに逆らって泳ぐのは疲れます。流れに逆らって泳ぐと、波を顔からかぶりますし、潮水を飲んでしまうこともあります。しかし、流れに沿って泳いでいるときは、水を飲む心配はありませんね。
しなやかに。朝からこのことだけで、快適に過ごせるように感じます。僕も見習いたいと思った光景でしたので、皆さんにも共有したく書かせていただいた次第です。
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