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音楽も本も、購入方法が変わっただけ

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高橋さんがご紹介くださったユーミンと井上陽水(いずれも敬称略)の対談

 
 井上陽水が「もう誰も音楽にお金なんか払わない」と言って引き合いに出しているのは、ブラジルのエイズ治療薬。ちょっと比較にすべきものじゃないな、と思います。ユーミンもそれに対して「音楽にお金を払うこと自体が間違ってたのかもしれない。19世紀の頭頃に出版社ができ、楽譜というものを売り始めてね。」と言っていますが、こちらはなぜ間違っているのか、という説明はありませんでした。
 
 僕は音楽業界ではないですし、音楽は楽しむだけの人間ですが、少し違和感を憶えました。
 たしかにレコード、テープあるいはビデオといったものが、CD、DVDそしてブルーレイと変遷し、インターネット配信が一般化してきたのは事実です。音楽も、アルバムで購入していたものが、一曲単位で購入できるようになり、その単価も下がったと思います。以前よりも、数を売らないとペイしないかも知れない。
 しかし、僕たちは、欲しいものには今でもお金を出して購入します。たしかに、CDでしか購入できないものは、ネットでダウンロードできるといいな、と思ったりはします。どうせiPhoneかiPodでしか聞かないのに、CDから取り込むのは面倒だなと思ったり。ジャケットにはさほど興味が無いですし。
 それでも、自分が欲しいと思うものを作ってくださる方には敬意を表していますし、お金を出して購入することにはなんらためらいはありません。なにか、ここが違うのでしょうか。
 
 中国では、CDは販促品。海賊版でもないのに、ものすごく安く販売しますが、コンサートなどに来てもらってペイするのだとか。国によって位置づけが違うのですね。それでも、中国で人気のある浜崎あゆみ(こちらも敬称略)のCDは、中国的にはとても高いですが普通に売られていますし、中国の若者たちは購入しています。やはり、欲しいモノにはお金を出すのですよね。
 
 音楽を作る人たち、本を作る人たちにとって、今の兆候はとても疲れるものなのかも知れません。それでも、みんながお金を払わなくなった、ということはないと思います。今週、とある勉強会に参加しますが、参加資格はある本(2,200円/電子書籍はない)を読んだ読者だとのことですが、あっという間に数十名の座席が埋まってしまっています。
 
 僕が正論だとは言い切れませんし、立場によって見えるものが違うことは重々承知です。ですが、「欲しいモノ」「いいと思うモノ」には、きちんとお金は流通している。そんなふうに思っていますが、皆さんはどうお考えでしょうか。

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