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サービス化時代の潮流、ビジネスモデルを探る。週末はクワッチ三昧!

サービスプラットフォームとコトづくり 〜京都の「お茶屋」のビジネスモデル〜

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先週この場でアップした「サービスプラットフォームとコトづくり 〜様々なサービスプラットフォームー場〜」では、サービスプラットフォームは、コトづくりを行うための基盤であり、この基盤の上でビジネスモデルが確立されていることが重要であると指摘しました。

実は、ビジネスモデルという視点で考えた場合、日本の伝統文化から今でも競争優位を持っている学ぶべきモデルがたくさんあると考えています。

京都の祇園などにある「お茶屋」は、芸妓さんや舞妓さんの仕事場ですが、「お茶屋」の「お母さん」と呼ばれる経営者は、お客様の来店の目的や好みを考えて、どの芸妓・舞妓を呼ぶか、どの料理屋の仕出料理を調達するかなどを決めてサービスを提供します。

言ってみれば、「お茶屋」の「お母さん」は、まるでイベント会社のコーディネーター兼プロデューサーのような役割を担っており、お客様の素敵な時間を演出しているのです。

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「お茶屋」は、料理を提供せずに、場所だけを貸し、芸舞妓さんたちや料理に関する情報を集め、お客様の好みに応じてきちんと手配し「もてなし」をコーディネートする業務をなんと350年前から続けているのです。

言い換えると、「お茶屋」は、お客様との接点をいかに保つかに特化し、顧客のニーズに的確に応えようとしているのです(お茶屋では”場”のみ保有しています)。

お客様に提供するサービス全体を組み立て、「おもてなし」のサービスとして”場”を提供するビジネスモデルを構築し、ビジネス環境が変化した今でも繁栄しています。

「お茶屋」のように継続性のある場を提供し、さまざまな関係者を満足させるビジネスモデルが日本の伝統文化にはあります。このようなモデルを現代のサービス業や製造業も大いに参考にすべきだと思います。

「お茶屋」の例を参考にこれからもう少しその辺りを探ってみたいと思います。

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