サービスプラットフォームとコトづくり 〜様々なサービスプラットフォームー場〜
『コトづくり』を語る上でサービスプラットフォームという考え方が重要だと考えています。
サービスプラットフォームは、コトづくりを行うための基盤であり、この基盤の上でビジネスモデルが確立されていることが重要です。
参加しているICTコトづくり検討会議でも話題になったのですが、ビジネスモデルがないモデルはコトづくりとは言えないのではないかとの議論となりました。そしてサービスプラットフォームが強くなければ、サービスそのものの競争力は強くならないと考えています。
例えば、「プラットフォーム-場」には、さまざまなものが考えられます。
よくコトづくりの事例として取り上げられるコマツのKOMTRAX(コムトラックス)では、「建機」そのものがサービスプラットフォームと考える事もできます。
我々ICT業界におけるサービスプラットフォームは、サーバーであり、クラウドであり「システム」そのものを指しています。
最近話題のスカイツリーなど「建物」もサービスプラットフォームと言えるのではないでしょうか?スカイツリーの周りには東京ソラマチというさまざまなサービスを提供する商業施設が300店舗以上も集積しています。
また、サービスプラットフォームは、モノだけではありません。
「地域(観光)」で云うと「京都」というのは、一つのサービスプラットフォームだといえます。そのプラットフォームの上に、金閣寺とか、太秦映画村とか、いろいろな魅力あるサービスが提供される。それらが強いのは「プラットフォーム-場」そのものに魅力があるからでプラットフォームそのものに魅力がなければ、その上にのるサービスにも魅力が出ない。
見方によっては「人」がサービスプラットフォームと言える場合もあります。
たとえばAKB48やLady Gagaは、今やプロダクション事業だけでなく様々なビジネス(イベントや物販など)のプラットフォームではないでしょうか?
さまざまなサービスプラットフォーム上でどのようなコトづくりをしているのか?ービジネスモデルの観点から考察してみると面白いかもしれません。