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ボクが「起業するなら、ある程度お金を貯めてからにしろ」と思う理由

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こんにちは、竹内義晴です。

今日の午後、新潟県の地域活性化リーディングプロジェクトで行われている、上越地域の企業の課題について、学生が取り組む「課題解決型インターンシップ」のイベントTOGARUで、審査員をつとめます。っていうか、審査員、ボクでいいんですかね、知りませんけど。与えられたことは、一生懸命つとめたいと思います。

いま、Twitterのハッシュタグ「#竹内義晴の生い立ち」というのを毎日書いています。書き始めた理由は、ふと、「生い立ちを書いておくと、『なぜ、ボクが現在のような考え方をしているのか』というのが分かるし、人となりも伝わるのでいいかな」と思いついて書き始めたんですけど、これが、人生の振り返りにもなって結構いいんですよね。

そして、改めて思います。人の人生って「それだけでコンテンツ」なんですね。タイムラインに沿って自分の人生を振り返ると、あのときはつらかった出来事も、あとから振り返るとすごく学びになるし、がんばってきた自分に触れると癒しにもなります。

さて、今朝はこんなことをつぶやきました。

ボクは、2004年に個人事業主で起業したんですけど、当時働いていた会社を辞めるとき、社長からこんなことを言われました。

「独立するのはいいけれど、食えないだろう? とりあえず準備をしなさい。1年ぐらい働かなくても食えるぐらいのお金を貯めなさい。準備ができたら、送り出してあげるから」

この言葉に、とても感謝しています。

なぜ、感謝しているのか。その理由を一言で言えば、「想像以上に食えなかったから」ですね(笑)

ハッシュタグ「#竹内義晴の生い立ち」にもあるように、ボクはあれこれ資格をとって、2004年に起業したんですけど、まぁ、食えませんでした。「全然」って言うほどね(なので、よほど覚悟ができている人しか、安易に起業は勧めないんですけどね)。

食えなかったんですけど、多少の貯えをしておいたおかげで、なんとか生きながらえたというか。

いや、正確には貯金も底をついて、ぜんぜん生きながらえはできなかったんですけど(笑)、でも、あのとき社長が「準備しなさい」「当座のお金を貯めなさい」といっていただいたおかげで、大きなケガにならずに済んだと思っています。

もし、何の準備もせずに起業していたら、家族を路頭に迷わせてしまっていたでしょう。おかげさまで、いまは親の役割を果たさせてもらえるぐらいにはなりました。

最近、いや、最近だけではなく、ときどき、起業ブームみたいなものがやってきますよね。また、自治体などの起業イベントなどもよく開催されます(今日参加するTOGARUは、起業イベントではないようです)。

起業のアイデアを発掘するのは大切だと思うし、チャレンジすることだって、とてもすばらしいことだと思います。一方で、必ずしもうまくいくことばかりではないので、起業するなら「準備をしろ」「ある程度お金を貯めてからにしろ」というのが、ボクの意見です。大切な人を路頭に迷わせないためにもね。

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