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いままで「遊んで、働く」だったワーケーションが「企業」目線になってきた──矢野経済研究所の調査

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こんにちは、竹内義晴です。

矢野経済研究所 発刊の『2022年版 地域を活性化させるワーケーション市場の実態と展望』の取材を受けました。

いままで「遊んで、働く」だったワーケーションが「企業」目線になってきた──「仕事と休暇」といったイメージで広まったワーケーションですが、最近は、そのイメージがずいぶん変わってきたなと思っています。

「遊んで、働く」ができる人は、それはそれでよいけれど、日本の中では、そういう働き方ができる人はあまり多くありません。また、対象が個人である場合、所得が上がらなければ「地方に滞在しながら仕事をする」といった働き方が現実的にはなかなか難しい。

市場として成長するには、多くの人が取り組めること。そのためには「いかに、企業が取り組めるようにするか」が、大切なのではないかと思っています。

矢野経済研究所 『2022年版 地域を活性化させるワーケーション市場の実態と展望』のページの行頭には、次のような記述があります。

ワーケーション(workation)とは、仕事(work)と休暇(vacation)を組み合わせた造語で、休暇を過ごす環境に滞在しながら仕事をする働き方全般を意味する(※)。世間では「遊んで、働く」というイメージが先行しているが、有給休暇取得や地方創生を促進するといった日本の社会課題を解決するツールとして独自の発展をしている。観光庁ではワーケーションには「日常にない気付きや学び、交流が得られ、新たな価値創出や地域・社会の課題に取り組むなどのきっかけになるといった効果」も期待されるとし、その普及を促進している。このような国家戦略の潮流に乗り、ステークホルダーとなる企業の動向も多岐に渡るようになっている。そのようなワーケーション市場の実態を、実施主体である「企業」目線からとらえ、その結果をもってワーケーション市場の普及・拡大、そしてワーケーションを用いた地方創生の活性化の一役を担うことを目指す。

出典:『2022年版 地域を活性化させるワーケーション市場の実態と展望』 | 矢野経済研究所

今後、ワーケーションの市場はどうなっていくのかな? と、改めて考えます。いままで「観光寄り」だったものが、「仕事・企業寄り」の施策に変わってきた。一方で、企業寄りに振れば振るほど、「クリエイティブになれる」「インスピレーションがわいてくる」のような、なんとなくのイメージではなく、仕事・業務として、「確かに、これはいいよね」という内容である必要があるし、相応の価値が必要です。

たとえば、テレワークなどの働き方に変わることによって、組織の中ではコミュニケーションをはじめ、新たな課題も出てきています。そういったところを支援するのもいいかもしれません。

ただ、コロナ禍の広がりで、働き方が大きく変わったことは事実です。周囲の、テレワークをしている知人や同僚を観察していると、個人の行動も変わってきているような気がします。これまでは「コロナ禍対応」だったテレワークも、実践する人が増えるほど、「単に、コロナ禍対応じゃなかったね」「効率とか、生産性だけではないね」「オフィスで働くのとは違った、働き方、生き方、豊かさってあるね」といった気づきが、起こっているようです。

そういう意味でも、ワーケーション市場を広げるためには、単に「観光に変わる地方施策」ではなく、テレワークも含めた「働き方全体」「企業活動全体」「個人の営みとしての全体」の視点や、人口減少や少子高齢化、核家族化などによって起こっている課題解決のような、ちょっと広い視点でとらえていくことが、大切なのではないかなと思っているところです。

やや、話を膨らませてしまいましたが(笑)、ワーケーションに限らず、これからもできることをやっていきたいです。

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