複業は、ビジネスパーソンにとって最大の越境学習だと思う
こんにちは、竹内義晴です。
実は、毎月オンラインで、「妙高ワーケーションおしゃべり会」というのをやっています。前回は1/11に「越境学習」をテーマに行いました。
以下、動画です。もしよければ、ごらんください。
さて、動画の中でも触れていますが、越境学習とは、日常と非日常を行ったり来たりすることによって、価値観が揺らぐ。そこに、気づきや学び、発見が起こることです。これまでの所属やキャリア、慣れ親しんだ価値観などの「境界」を超えて、新しい人との出会いや体験によって、新たな気づきや学び、発見が得られます。
みなさんもきっと、体験があると思いますが、社内の人たちと話していると、考え方や価値観はあまり大きく変わりませんが、社外の人と話すと「そういう考え方もあるのか!」のように、社内では得られない気づきが起きることがありますよね。これは、会社という「境界」を超えたことによって得られた気づきです。
このように、越境学習は、普段もさまざまなところで起こっていますが、業界や環境など、境界の振れ幅が大きくなればなるほど、気づきや学び、発見が大きくなります。ボクらが妙高で取り組んでいるワーケーションは、こうした、越境学習が起きることを意識的に設計しています。
さて、繰り返しになりますが、越境学習が、慣れ親しんだ価値観などの「境界」を超えて、新しい人との出会いや体験によって、新たな気づきや学び、発見であるならば、ふと思ったのが「複業も、かなりの越境学習だよな」ということ。
複業って、ある意味、会社という枠組みの越境だと思うんですよね。仕事のやり方や会議の進め方、マネジメントの仕方、人間関係が与える影響など、本業以外のケースに触れる機会であり、「本業の会社はこうだけど、複業側はこうなんだな」「これは本業側でも生かせそうだな」といった、気づきや学び、発見があります。
ボク自身、サイボウズで複業をはじめて、企画の立て方やコミュニケーションのやり方などがすごい勉強になったから。
また、ボク自身、新潟を拠点に東京の会社で複業をはじめて、「もしも、この逆ができたら――つまり、地方の企業に都市部の人たちが複業のような関わり方ができたら、人材不足に悩む地方の企業にとっても、地域に関心がある都市部の人たちにとってもいいはずだよな」といった気づきが起こったように、新たなビジネスの種やきっかけ、今までの環境では起こりえない、クリエイティブなアイデアが生まれたりします。
これは、同じ環境にいるばかりだと起こらないので、クリエイティブなアイデアが必要なビジネスの現場では、とても重要だなと思っていて。
このような気づきやクリエイティブなアイデアは、「業界が違う」「地域が違う」「役割が違う」「雇用形態が違う(たとえば、会社員と経営者のような)」のように、その振れ幅が大きければ大きいほど、気づきや学び、発見が大きくなります。
これが、「本業だけでは得られない学び」だと思うし、自立・自律したビジネスパーソンになっていくうえで結構重要だよなと思っています。
複業が、単なる「お金稼ぎ」だけではなく、社外に出ることによって得られる気づきや学び、発見がある。そんな機会になるといいなーって、思うんですよね。
お知らせ
1/26の夜、上越妙高の「企業の取り組み」と「これからの働き方の可能性」を語ろう! ~人口減少で減る住宅需要。生存をかけた地元建設業界の挑戦~というオンラインイベントを行います。
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