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「しごと」をもっと楽しくしたい!

仕事の楽しさって何だろう? どうすれば、楽しくなるのだろう?

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こんにちは、しごとのみらいの竹内義晴です。

ボクは若いころ、仕事を「楽しい」と思ったことは、おそらくほとんどありませんでした。最初の仕事は自動車会社の現場仕事でしたが、与えられたことをやる......まあ、それが仕事だと思っていました。

っていうか、今は、何かこう「やりたいことをやろう」とか、「楽しく働こう」みたいなことを聞くことが多いですが、当時はそんなことを言っている人は、少なくともボクの周りにはあまりいなかったし、「仕事だからやっている。ただそれだけ」みたいな感じだったような気がします。

ボクが仕事で楽しさを感じるようになったのは、おそらくプログラマーになってからです。自動車会社の時は大きな歯車の一つに過ぎなかったけれど、お客さんの所に行って、話して、自分で設計したシステムを作り、納品する。そして、お客様から「ありがとう」と言われる......そんな、「自分でやっている」という感覚が、「楽しい」と感じさせてくれたのかもしれません。

本当は、そういう生活をずっと続けたかったし、いまでも、そういう生活をあこがれないわけではないんですけれど、年齢を重ねてくると「お前も管理職をやれ」みたいに言われるようになって。「それはまずい!」と、まあ、逃げるように転職するわけですけれども、そこで、大変な思いをするわけですね。その経験は、いろんなところに書いてあるのでそれらをお読みいただくとして。

自分ではどうにもならない環境の中、しかも、ストレスがすごくある中では、「仕事の楽しさ」なんて考えることはできなかったし、「いかに逃げるか」ぐらいしか考えられなかった。でも、なかなか逃げることもできなくて。

それでも、あの時のターニングポイントが何だったか......と言われると、具体的な「あの時」というのは覚えてないんだけど、感覚的に覚えているのは「逃げる姿勢から、向かう姿勢になった」ってのはあるかなと思っていて。

それまでは、やれ「上司が悪い」とか、「顧客が悪い」とか、「環境が悪い」とか、ずっと、何かや誰かのせいにしていました。でもあるとき「よし、分かった」と。「ダメならダメで、自分で何とかしてやろうじゃないか」と。そんなふうに思ったことが、確かあったんです。「これをやりきったら、この会社をやめよう」みたいに思ったときかな。「自分で何とかしてやろう」と思うことがあって。そこから、何かが少なからず、変わっていった気がするんですよね。

だからといって、何かが急に変わったわけではないし、むしろ大変なことばかりで全然うまくは行かなかったんですけれども、それでも、誰かや何かのせいにするのはやめて、苦しい中でも、自分から意識や、行動を変えることによって、「なるほど、仕事の楽しさってこういう感じか」みたいなことを、つかんできたような気がします。

ちょっと、何を言っているのか分かりづらいかもしれませんけど。

実は今、自分の中では、結構苦しい状況が続いてます。苦しい状況っていうのは、忙しさ的なものもあるし、「この先、どうなるのかなぁ」みたいな不安的なものもあるし、周囲との関係性もあるし、まぁ、正直、いろいろあります。

仕事が楽しいか......って聞かれたら、「めっちゃ楽しいですよ!」って感じではないです。「結構ツラいです」みたいなところが、正直な気持ちかもしれません。

ただ、「仕事の楽しさ」っていうと、なんかこう「毎日ワクワク!」みたいなことを想像するかもしれないですし、若いうちは、そういうところを目指してもいいのかもしれないですけど、周囲を巻き込んで、いろいろやりはじめたりすると、「そうでもない状況」っていうのも結構あるな......と思っていて。

実際、もし「仕事の楽しさ指数」みたいなものがあったとして、ボクの現在の楽しさ指数は2か3ぐらいかもしれなくて、それ以外は「大変だなぁ」「ツラいなぁ」と思うことも多いわけですけれども、それでも、その、2や3があるからがんばれる......みたいなところは、あるかなぁ。

仕事をしていると「楽しくない」とか「何のためにやっているのか分からない」みたいなことって、きっとあると思うんですよね。多聞に。

でも、その、「楽しくない」っていうのは、誰かや何かのせいにしていても、解決しないことが多いなって思っていて。ちょっと突き放すような言い方かもしれませんが、「そりゃあ、あなたがつかむしかないのだよ」「誰も、与えてはくれないのだよ」っていうか。

だけど、少なからず「楽しくない」と感じるなら、「じゃあ、自分にとって楽しい状態っていうのは、どういう状態なんだろう?」って考えたり、「自分の得意なことや強みってなんだろう?」って考えたりする機会にはなると思うし、そういった、自分との対話というのは、大事なんじゃないかなぁとは、思います。

後は、「できることを増やすこと」ですかね。ボクが今の仕事をしている中で、比較的楽しいと感じるのは、文章を書いたり、自分の経験を話したり、何か企画したりすることなんですけれど、こういった仕事の楽しさは、最初から楽しいと感じていたわけではなくて、というより、関わるまで、自分にそんな能力があるなって、むしろ知らなかったな......と思うぐらい。

でも、なんでそういう、自分でも知らない「得意なこと」に出会えたかというと、目の前の「やるべきことをやったから」「できることが増えたから」だと思っていて。

その、「できること」っていうのは、「やりたいこと」というよりは、どちらかというと「やるべきこと」というか、目の前の課題を解決するために必要であることの場合が多いかもしれません。

最初は大変なんだけど、だけど、それを解決するためにはとりあえずやってみる......みたいな。

今の仕事が「楽しくない」と感じるんだったら、まずは目の前のやるべきことを淡々とやって、できることを増やすことも重要なのかなとは思います。

だらだらと口述的に書いたので、あまり整理されていなくて、とっても分かりづらい文章だとは思いますけれども。

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