言葉にしにくいことを、あえて言語化する意味
こんにちは、竹内義晴です。
今日は岩手県釜石市に来ています。プログラムアドバイザーを仰せつかってる、日本能率協会マネジメントセンターのラーニングワーケーションプログラム「herethere」のモニターツアーです。
ラーニングワーケーションとは、いわゆる「リゾートで仕事」といったものというよりは、都市部と地域を行ったり来たりすることで、都会の会議室では決して学ぶことができない、ビジネスに役立つ「学び」が得られるワーケーションです。
釜石のプログラムのテーマは「レジリエンス&トライ」。有史以来、大津波や戦禍など、幾度もの困難を乗り越え、その都度大きく街を発展してきた釜石。その現状を見たり、地域で活躍する人々と交流したりすることで、さまざまな気づきや発見を創発することがコンセプトになっています
昨日は、津波避難の追体験から「マネジメントを学ぶ」というプログラムでした。
ボク自身、釜石におじゃまするまではそれほど詳しくなかったのですが、東日本大震災のとき、釜石市内の児童・生徒さんは地震発生直後から迅速に避難し、その多くが無事でした。なぜ、子供達は無事だったのか? そこには防災教育をはるかに超えた人材教育がありました。それを一般化し「マネジメントに活かそう」というのが、かまいしDMCさんが作ったこのプログラム。
講座が終わった後、参加者の皆さんと話をしたとき、ある参加者の方から「会社に帰ったら報告書を書かないといけないけれど、何て書いたらいいかわからない」という意見がありました。
インパクトが大きい体験は、言葉にするのが難しい。五感で感じた「何か」を言葉にするのは、特に。それを言葉にした瞬間、なんとなく安っぽく感じてしまうことも。
それでも、その体験を言葉にしてみるというのは、大切なことを理解し、体に染み込ませていく上で、とても大切なのではないかと思っています。
ボクは、五感で感じた「何か」について内省し、言葉を当てはめていく作業が結構好きです。適当な言葉が見つからないときはすごくモヤモヤするんだけど、何か、それに近い言葉を見つけたとき、何かこう、腑に落ちるというか、ストンと体に入るというか、その感覚が結構好き。言語化することによって、消化していくんでしょうね。
特に、先行きの見通しが立てにくく、正解が見いだせないいまの社会の中では、言語化は、とても大切なプロセスなのではないかなーと思っています。
さて、今週は別件もあり、月曜日から外出しているのですが、おいしいものをいただいてばかりです。実は来週健康診断があって、この1ヶ月で体重を絞ったのですが、この1週間で元に戻っている自信があります(笑)