【寄稿】中災防『安全と健康』4月号―多様な世代が混在する職場の「これからのリーダーシップ」
しごとのみらいの竹内義晴です。
中央労働災害防止協会が刊行する『安全と健康』という冊子に「世代間ギャップを知って、上手なコミュニケーションづくり」という連載をしています。
4回目となる4月号は、「多様な世代が混在する職場の「これからのリーダーシップ」」というテーマで寄稿しました。
ボクは、リーダーシップには2つの形があると思っています。一つは、いわゆる、トップダウン型のリーダーシップ、もう一つは、フォロワー型のリーダーシップ。
トップダウン型は、圧倒的なリーダーが先頭に立って引っ張る感じのリーダーシップで、フォロワー型はフラットな立場で、みんなと話し合いながら進めていくリーダシップ。
これは、どっちがいいというわけではなく、その組織で機能していれば、どっちでもいいと思っているのですが、これからは、フォロワー型のほうが機能しやすいのだろうなと思っています。
というのも、組織構造が、かつてのようなピラミッド型ではなくなってきているからですね。
かつての人口はピラミッドのような構造で、年齢が高いほうが人口が少なく、年齢が低いほうが多い構造でした。このような構造では、経験があるトップが指示命令するほうがまとめやすい。
一方、少子高齢化で労働力人口が激減するこれからは、人材不足を補うために、今までよりも多様な人(高齢者や女性など)と一緒に働く機会が増えてきます。
このような状況で、トップダウン型の「いいからやれ」では、マネジメントしづらくなってくるのではないかと思っています。
また、かつてと違って今は、先行きがどうなるか分からない時代です。このような環境の中で、一人で先頭に立って舵をとるタイプのリーダーシップは、リーダーにとってもしんどいと思うのですよね。多様や個性や経験を尊重しつつ、みんなでいろいろなアイデアを出しながら、マネジメントしていくスタイルのほうが進めやすいのではないかと思います。
それぞれのリーダーシップの特徴や必要な要素、コミュニケーションの方法などについて書きましたので、もし、お手元にあればご覧ください。