言葉は移る
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こんにちは、しごとのみらいの竹内義晴です。
ボクの娘は、「たとえば......」という言葉をよく使う。
「あしたさー、がっこういきたくないんだよねー。たとえば......」
「あしたねー、えいごのせんせいがくるんだよ。たとえば......」
たまに、「おい、それは"たとえ"になってないぞ!」と思うようなことも無きにしも非ずなんだけれど、まー、一生懸命説明しようという気持ちだけは伝わってくるので、よしとしている。
なぜ、娘が「たとえば......」を使うのか......ボクは知っている。なぜなら、ボクが「たとえば......」をよく使うからだ。
たとえば(あっ!また使った)、小学生ぐらいだと、まだ分からない言葉がありますよね。「パパ―、○○ってどういう意味?」みたいに。そういうとき、ボクは「それはねー。たとえば......」と、娘が知っていることを引き合いに出して、たとえ話で説明するんです。
それだけではなく、わかりにくいことを人に説明したり、文章を書いたりするときに、よく、「たとえば......」を使っちゃう。
だから、ボクの言葉の使い方が、彼女の意識には上がらないまま、知らず知らずのうちに移っているのです。
そう考えると、「使う言葉って、気をつけなくちゃいけないな」と思う。「カネ」とか「メシ」とか言っていると、知らず知らずのうちに移っちゃうもんね。言葉って。
親子関係だけではなくて、テレビでも、職場でもそうかもね。
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