「やったな、やりきったな」と思うところまでやってみる
こんにちは、しごとのみらいの竹内義晴です。
週末、納屋の雪下ろしをしました。翌日屋根を見たら下ろす前ぐらい雪が積もっているので、なんとなくガッカリしました(笑)。何もかもが真っ白、ホワイト一色です。幸い今日は日差しが出ています。寒波も落ち着いてほしい今日この頃です。
ホワイトと言えば、去年はホワイト企業・ブラック企業という言葉をよく耳にした1年でしたね。それまではネット界隈で見聞きするぐらいでしたけど、政府の2014年度予算案ではブラック企業対策強化が盛り込まれたそうです。それだけ、認知されてきたということなのでしょうか。
一言でブラック企業と言っても捉え方はさまざまなのでしょうけど、一言でまとめてしまうと「過重労働や違法労働など、労働者の意思に反して何かしらの無理を強いている企業」って感じなのかな?と思っています(Wikipediaにもあるので、詳しくはそちらを)。
もちろん、過重労働や違法労働がいいことだとは思っていません。けれども、働いていると実際には理不尽なことっていっぱいあるじゃないですか。長時間労働とか、残業代が出ないとか、人間関係の理不尽さとか、いろいろと。ボクにも経験がありますもん。
そんなとき、上司や会社を批判したくなるし、愚痴の1も言いたくなるものです。でも、批判することで問題が解決すればいいんですけど、それもなかなか……というのが実際のところじゃないです?だからといって、そう簡単に会社を辞めることもできないし……。
こういうとき、どうしたらいいんでしょうね。
仕事柄、そういう相談を受けることもあります。ボクの場合は「やりきった感が出るまでやってごらん」って言っています。「やりきった感が出るまで」というのは、体を壊すまでこらえろとか、もう少し無理してがんばってみろとか、そういうことではありません。
「嫌だからやめる」みたいな逃げグセがあると、別の場所でなぜか同じような問題が起こっちゃう。だから、失敗してもいいし、結果なんてどうでもいいから、ともかく「やったな、やりきったな」「いままでよくがんばってきたな」と自分自身で思えるところまでやってみるんです。
「やりきった感」が出てくると、結果がどうあれ納得できるし、理不尽な中でやりきった経験がね、将来結構役立つんです。「大変だったけど、よくがんばったな」という自信にもつながるし、やりきるプロセスの中で本当にやりたい仕事を見つける人もいます。そのとき、あれだけ嫌だったことがね、「いい経験になったな」って思えるんです。
「ポジティブに考えよう」とか「ピンチをチャンスととらえよう」とか、いろんな情報がありますけど、ピンチのときほど、頭ではわかっちゃいるけどなかなかそう考えられないものです。逃げたくなります。ボクもそうだったから、その気持ちとてもよく分かります。
けれども、そういうときほど、無理に思考でどうにかしようとしないで、失敗してもいいから「やったな、やりきったな」って感覚が出てくるまで、できることをやってみてほしいなと思います。