「正しさ」は思考を委縮させ、「楽しさ」は思考を発散させる
トライアングルコミュニケーションモデル開発者の竹内義晴です。
昨日は、新潟市でトライアングルコミュニケーションモデルイントロ講座を開催しました。ご参加いただきましたみなさん、ありがとうございました。
「考える」ことについて、昨日感じたことをみなさんにもシェアしますね。
日常、私たちが何かしらの問題の解決策を考えるとき、その問題が経験のないことや、考えてもなかなか解決策が分からないとき、答えを見いだせずに、思考停止状態になることがしばしばありますよね。
思考停止状態になるのは、「正しさ」を考えると止まってしまうようです。
答えがないような課題の新しいアイデアは、「正しさ」の中ではなく、「楽しさ」の中にあるのではないかと考えています。たとえば、「○○さん、あんなシーンで苦しんでいたよな。もし、ハッピーになっているとしたら、どんな場所で、何を話していて、何を感じているだろう?」「○○さん、こんな風になったら喜んでくれるかな?」など、イメージの中ですでにそうなっている状況を想像すると、そのシーンが見えてきます。
すでにそうなっているシーンを想像すると楽しくもなってくるので、アイデアが発散しやすいようです。
「正しさ」は、思考を委縮させ、「楽しさ」は、思考を発散させるんですね。
昨日のイントロ講座でも、「正しい答え」を探そうと考えて、思考が前に進まない方がいらしたので、イメージするように言葉をかけたら思考が急に働き出し、「これはすごい!」とおっしゃっていました(言葉だけでは、ニュアンスが伝わりにくいですけどね)。
講座終了後、次のような声が届きました。
「今回トライアングルコミュニケーションを学んで、今までは何となくしか考えられなかった事が、ハッキリと根拠を示せる考え方に変わった。目の前のキリが晴れて視界がクリアになった感じです。(K.Tさん)」
「持っている情報(考え)を整理するだけであれば、今までも普通に行っていましたが、同じ絵(紙)の中で抽象的な考えを出していく方法は初めてだったので面白かったです。(H.Kさん)」
「思考ツールとしてsyごく役立ちそうです。自分自身だえでなく、人のためにも活用できると思いました。場所など関係なく、ノートと鉛筆があれば出来るのが手軽。日常的に使用して使いこなしたい(湊 理志さん)」
「まず、自分自身の思考の整理のために実践していくことが学べた。それがうまく出来るようになると、相手をリードしやすく(課題の)焦点を明確になるのだろうと思いました(熊谷泰祐さん)」
トライアングルコミュニケーションモデルには、いくつかの簡単なルールはありますが、「○○と書かなければならない」という正しさはないので、楽しく、自由に、今まで苦痛だった「考える」が、楽しくなればいいなぁと思っています。
9/28(金)は新潟県上越市で、10/4(木)東京四谷でイントロ講座を開催します。よろしければ"考える楽しさ"に触れてみてください。詳しくはこちらです。われらがばんちょ~の記事も参考にされてください。