オルタナティブ・ブログ > 竹内義晴の、しごとのみらい >

「しごと」をもっと楽しくしたい!

忙しいビジネスマンへ贈る「瞑想のススメ」

»

毎日の過密なスケジュール、過剰なぐらい降り注いでくる情報、人間関係のストレス……私たちの毎日はストレスにあふれています。

そんなハードなビジネスマンのあなたにオススメするのが、「瞑想」です。

瞑想は頭の中をスッキリさせ、心を落ち着かせ、あなたが思っている以上に心と体をリラックスさせることができます。

「瞑想」なんて言うと、なんだか胡散臭く聞こえる方もいらっしゃるかもしれませんが。私の知人の経営者数人は瞑想をしています。ある人はこう言います。「普段は頭の中が一杯だ。一度頭の中を無にすることで、新しいアイデアが入る隙間ができる」

私も、なんとなくやる気が出ないときや、忙しいとき、移動などのちょっとした隙間時間を使って、何も考えない時間を作るようにしています。

特別な場所に行って、座禅を組む必要はありません。ヨガを習う必要もないし、チャクラなんてスピリチュアルな言葉を勉強する必要もありません。座って、目をつむり、ゆっくりと深呼吸する……それだけでいいのです。

ただ、人は面白いもので「何も考えないようにしよう」と思うと、「何も考えないようにしよう」ということを考えてしまいます。ダイエットの最中に「食べないようにしよう」と思うと、ますます食べることに意識が向いてしまう……あの感覚です。

脳は「○○しないようにしよう」と思うと、ますますそれに意識が向いてしまう特徴があるようです。

そこで、頭をからっぽにする、ちょっとしたポイントをお知らせしましょう。

左脳は思考をつかさどる論理的な脳、右脳は五感をつかさどるイメージ脳とよく言われます。私は脳波計を頭につけて、脳の動きを測定したことはありませんが、経験則的には、五感に意識を向けると左脳の働き(つまり思考)が弱まるようです。

そこで、五感に意識を傾けてみます。目を閉じてゆっくり深呼吸しながら、自分の呼吸に意識を傾けてみる。鼻から入って、口から出ていく呼吸の温度に意識を傾けてみる、電車に乗っているのなら、耳に入ってくる、あの「ガタンゴトン」という一定のリズミカルな音に意識を傾けてみるなどです。

この状態をしばらく続けていると、頭は軽く「ボーッ」としてきます。意識は確かにあるのに、体は休まっているようなリラックス感が生まれます。これは、専門用語では「トランス状態」と呼ばれるものです。慣れるとすぐにこの状態に入ることができるようになります(私は一呼吸でこのモードに入ることができます)。

中には、そのまま眠ってしまう方もいるかもしれません。寝てしまっても全然かまいません。

現代のビジネスマンはとにかく忙しいです。スポーツをしたり、飲みに行ったりしてストレスを発散するのもいいですが、特別な時間を作らなくても、目をつむって五感に意識を傾けることで、とてもリラックスできることがお分かりいただけるでしょう。

なお、仕事中にやると、寝ていると誤解されることもあるので、休憩時間や電車等の移動時間などにやるのがオススメです。車での移動中は意識が「まったりモード」に入ってしまうのでご注意を。

Comment(0)