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起業はメリットやデメリットでするものか?

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昨日、ふと湧いた疑問です。

「起業って、メリットやデメリットでするものなのか?」

なんでこんな疑問が浮かんだのか?それはおそらく、先日何気なく目に触れた「フリーランスのメリット/デメリット」という類の記事が、頭のどこかしらにあったからからだと思います。夕食前にお酒を楽しんでいるとき、どこからともなくこの問いが降ってきて、ボクの頭の中を占領しました。

ここでいう「起業スタイル」は、フリーランスでも、ノマドでも、会社を作るでも、なんでもいいんですけどね。

で、「フリーランスのメリット/デメリット」というような記事を見ると、

メリット:

  • 好きな仕事ができる(仕事を選べる)
  • がんばった分だけ収入になる
  • 単価が上がる
  • 自由な時間が増える

デメリット:

  • 安定しない
  • 自分で営業しなければならない
  • 請求書や領収書も全部自分でつくらなければならない
  • 確定申告が面倒
  • 福利厚生がない

みたいな話が多いかと思います。このような記事を読むと「うんうん、そうそう」と思うのですが・・・「ん?、まてよ?」と。「起業って、『起業したほうがメリットがあるからしよう』とか、『サラリーマンのほうがメリットがあるからやめよう』というような、メリット/デメリットで決めるものかなぁ?」という疑問が沸々と湧いてきてしまって。

もちろん、それは起業する理由の要素の1つであることには間違いないんですけどね。でも、要素的にはほんのわずかではないかなぁと。

起業をする理由って、ボクは2つしかないと思っています。それは「○○がやりたい」と思うか、「○○はもうやってられん」と思うかのどちらか。それはまるで、Uの字が水の中に浮かんでいるようなイメージで、「なんとなくやりたいことがある」「なんとなく仕事がつまんない」ぐらいの時点ではまだ「起業しよう!」にはならなくて(水につかっている状態)、それが、ある閾値をを超えたときに「○○がやりたい」「○○はもうやってられん」になるんじゃないかなぁと。閾値のレベルは人それぞれですが、起業の理由はポジティブでもネガティブでもどっちでもいいと、ボクは思っています。

Kigyo

これは、頭の中でメリットやデメリットという"損得"で考えている状態ではなく、感情的な「内部衝動」が起きている状態かなと。

で、起業を"損得"で考えている間は、まだ起業しないほうがいいんじゃないかとボクは思っています。起業は上手くいくこともあるけど、失敗もたくさん経験してくじけそうになることもあって。でも、「○○がやりたい」「○○はもうやってられん」という衝動はエネルギーになってくじけそうな自分サポートしてくれます。逆に、閾値を超えていない(エネルギーが足りない)と、失敗したとき、やり遂げる方向ではなく、いろんな言い訳を考えてしまいそう。

あと、起業を損得を中心に考えると、「これやったら面白いんじゃない?」という発想が生まれにくい気がするので、面白くないんじゃなかろうかと。

ちなみにボクは「もうやってられん!」で起業したタイプです。何も準備ができていなかったので、当時の社長がその危うさを分かっていてくださっていて、「起業してもいいけど、まだなにも準備できてないだろう?今のままじゃまだ送り出せない。形は起業したことにして、準備ができるまでもう少しここで働きなさい。準備ができたときは喜んで送り出すよ」と言ってくださいました。今から思えば、あの社長のおかげで今のボクがいます。本当に感謝!

それからです。簿記の勉強をしたり、技術的な資格を取ったり、マーケティングのまねごとを始めたりしたのは。当時は社長が言うようにかなり危うかったと思います。でも、「やってられん!」というエネルギーのおかげで踏み出せたし、そのエネルギーは今も助けてくれます。そのおかげで、今はやりたい仕事に就けるようになっています。

あっ、ボクの話はどうでもいいですね。すみません。

もし、起業をメリットやデメリットで考えていたとしたら、「感情の閾値」を超えているか、「それを超えさせてくれるものは何か」を考えてみるのもいいかもしれません。

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