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「会社が評価してくれないんです」「えっ?会社って誰?」―仕事環境をよりよい姿に変える処方箋

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「会社が評価してくれない」
「会社が嫌」
「会社が悪い」
「会社はわかってくれない」
「サラリーマンは会社のいいなり」

よく「会社が」という言葉を使う人がいます。

「会社が」という言葉は
どちらかというと、所属している組織を批判したり
ネガティブなことを表現するときに使われることが多いようです。

ところで、「会社が」と言いますが
「会社」とは一体誰のことなのでしょうか?

「会社」という法人格はあっても、
実際には、「会社」という人は存在しません。

存在しない人に不平や不満をいくら投げかけても
誰もなにもしてくれず、結局何も変わることはありません。
そして、ずっと居心地が悪いまま、仕事をしなければなりません。
この結果、ずっと、仕事のやりがいが得られません。

ではなぜ、「会社」という言葉を使うのでしょうか。

会社の文化や風土を表現したいから?
特定の個人名を出すと問題があるから?
もしくは、すべてがそうであるかのように一般化したいから?
このようなときに、「会社」という言葉を使うことが多いようです。

本当に自分の環境を変えたいと思うなら、
「会社」という存在しない人ではなく
具体的な「人」にフォーカスするのはどうでしょうか。

評価してくれないのは、誰なのか?
誰が嫌なのか?
誰が悪いのか?
誰がわかってくれないのか?
あなたが言いなりになっているのは誰なのか?それは、なぜなのか?

ほら、対象を「会社」から具体的な「人」に変えるだけで
誰が課題なのか(すべての人ということは稀ですよね?)
何が課題なのかが明確になってくるでしょう?

課題の対象や内容がはっきりしたら
その人にあなたの考えを伝えてみましょう。

「会社」に、どんなに不平や不満をぶつけても、人じゃないから何も言いませんが
具体的な「人」には感情がありますから、言い方は考えて。

そうすれば、あなたの力で環境を変えるチャンスが生まれます。
そして、ちょっとがんばればできそうなことを実際にやってみること。

対象を明らかにして、できることからやってみる。
それが、環境をよりよい姿に変える秘訣です。

さぁ、存在しない「会社」に不平不満を言うのはもうやめて
私たちにできることから始めてみましょう。

Comment(4)

コメント

隠居

雇用関係は社長や人事部長と云った属人的に成立している訳ではなく、法人としての会社との間に成立しています。労使間の立場は対等であり、使用者から会社への要求は合理的なものである限りは受け入れられなければなりません。竹内さんの主張は一部の社員からの非合理な要求を取り上げてのものと解釈致しましたが、使用者側、管理職側はこの主張を都合のいい様に歪曲し被雇用者に対して間違った法解釈、社会通念として研修等を介して理解させようとするかもしれません。また、新入社員やこれまで被雇用者としての権利についての正しい教育を受ける機会を持たなかった人たちからすると、これまでの自分たちの経験、処遇からやはりそれが正しいものだったのだという非常に危険な間違った理解をすることになってしまいます。一種の洗脳です。その延長にあるのはサービス残業、誰にも相談出来ずに苦しみながら体調を崩す、過労死、その社員の穴埋めの為にさらに回りに負担がかかるという悪循環。どこかおかしいと気づく事無く茹でガエルの様に気づいたときには取り返しのつかない状態。
主催されているNPO法人の活動内容を拝見した所では使用者側より被雇用者寄りの支援をされているものと理解致しましたが、このブログとの矛盾はどのように理解すべきなのでしょうか?

隠居さま、コメントありがとうございます。
雇用関係や労使関係にさまざまな知見や課題認識をお持ちなのではないかと感じました。それらの視点からご考察いただき、ありがとうございます。
この記事は、目の前に課題を抱えているみなさんが、課題の対象を「会社」と一般化しがちなところを具体的にすることで、何が課題なのかが明確になり、解決の糸口が見い出せるのではないか・・・ということをテーマとし、課題の考え方や見方、行動を変えていくことによって、仕事環境をよりよい姿に変えられたら・・・と願って執筆しました。
ご指摘いただきました、雇用関係や労使関係などの点につきまして、この記事を執筆した時点では、特にその点を意図しておりませんでした。そのため、今のところ、ご指摘に明確な答えを持ち合わせておりませんが、ご指摘いただいた点はとても大切な視点だと思います。
考える機会を与えていただきました。ありがとうございました。

やまだ

ただの「愚痴」になりそうな言動を、より具体的な解決の第一歩に変えなさいっていうお話ですね。
本当に、「会社が」っていう愚痴はよく聞きます。
前向きになって解決していって欲しいなって思います。

昔、上司の上司くらいのとても権限の強い人がなんとも意見を聞いてくれない人で、いろいろ行き詰ってしまったことがありました。
その時は、本気で「会社がなんとかしてくれ」って思ってしまいました。
すみません、ちょっと自分の記憶にヒットしてしまったので思わずコメントしてしまいました。

やまださん、コメントありがとうございます。
「会社が」という愚痴・・・つい言いたくなりますよね。思い通りの環境でないときほどそうですね。それで解決すればいいのですが、なかなか(笑)。
上司に提案してみるとか、自分でできそうな他の方法が考えるとか、具体的な一歩が、課題を解決してくれるのではないかと思い、記事を起こしました。
時には酒でも飲みながら、「会社が」と愚痴るのもストレス発散にはなりますけどね(笑)。

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