「なぜ?」は視点を過去の問題にとどめてしまう
「なぜ、うまくいかないんだろう?」
「なぜ、失敗してしまうのだろう?」
目の前に課題があるとき
私たちは「なぜ」という問いかけを自分や相手にして
その原因を追及しようとします。
「なぜ」という問いは、
問題点を洗い出すためにとても有効ですが、
視点を「過去の問題点」にとどめてしまう特徴があります。
目の前の課題をできるだけ早く解決するためには、
視点を未来に向けて解決策を考え、行動すること。
視点を未来に向けて解決策を考えるためには
「どうすれば」という問いが有効です。
例えば、心理学のNLP(神経言語プログラミング)では
物事を具体的にするための質問として
4W1Hを勧めています。
4W1Hとは、よく知られている
When(いつ)、Where(どこで)、Who(誰が)、What(何を)
How(どのように)です。
お気づきのように
ここに、Why(なぜ)は入っていません。
なぜなら、Why(なぜ)は視点を過去に向け
問題点を探そうとする問いだからです。
また
「なぜ、うまくいかないの?」
という問いは、自分や相手を責めるようなイメージがあるとともに
言い訳を誘発する役割を果たしがちです。
ですから、できるだけ「なぜ」は使わないようにしているのです。
もし、みなさんが、何かしらの課題をお持ちなら
「なぜ」から「どうすれば」というに問いに
変えてみるのはどうでしょうか。
そうすることによって
自然と未来志向になり
行動につながる解決策を導くことができます。
行動すれば結果はおのずとついてきます。
改善することによって自分が思った通りになると
改善すること自体が楽しくなってきますし
その結果、仕事も楽しくなってくるでしょう。
「どうすればできる?」
みなさんも、目の前の課題について考えてみてください。