信頼されるコーチは「コーチング」にこだわらない
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「コーチングとコンサルティングは違う。
コーチはアドバイスをしてはいけない」
「コーチはカウンセリングをしてはいけない。
カウンセリングが必要な場合は、カウンセラーに任せなさい」
これは、私がコーチングを習ったときに
テキストブックに書いてあったことです。
専門領域に徹することで
コーチとしてのパフォーマンスを上げていこうという
意図があるのかもしれません。
けれども私は、コーチであっても
コンサルティングやカウンセリングができるほうが
断然いいと思っています。
なぜなら、人はポジティブなときばかりではないからです。
(当たり前ですね)
やれることはやったけど、成果につながらないこともあるし
いろんな理由で気持ちは「やろう」と思っているけど「できない」こともある。
そういうとき、人は悩むし、苦しみます。
的確なアドバイスが欲しいし、悩みを聞いてほしいのです。
ここで、
「すみません、私はコーチなので、そのほかは専門家にお願いしてください」
というコーチがいたら……ちょっとね。
スポーツのコーチは
選手が最高のパフォーマンスで競技できるように最善を尽くします。
選手が自分で考えるようにしむけることもあれば
的確なアドバイスをすることもあるでしょう。
スランプに陥った時、よき相談相手になることもあるでしょう。
すべてを網羅できてこそ、信頼のおけるコーチであるはずです。
信頼されるコーチは、
コーチング「が」できる人のことを指すのではありません。
コーチング「も」できる人のことを指すのです。
スキルの専門性を高めるのは大切なことです。
けれども、サポートできる領域をスキルで区分ける必要はないのでしょうね。
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