やる気が出る指摘、やる気をなくす指摘
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仕事をしていると、一緒に仕事をしている人に問題や課題を指摘するシーンがあります。問題や課題ですから、はっきりと伝えることが必要です。
同じ指摘をするにも、「やる気が出るように指摘する人」と「やる気をなくすように指摘する人」がいます。
やる気をなくすように指摘する人は、
「あなたのここが悪い(マイナス:指摘)」
「これはこうではない(マイナス:指摘)」
と、問題や課題を列挙します。マイナス点ばかり指摘されるので、やる気がなくなってしまいます。
やる気が出るように指摘する人は、
「○○がいいね(プラス:褒め言葉やねぎらい)」
「ここは××だからこうしたほうがいい(マイナス:指摘)」
「もっと○○になるように期待しています(プラス:期待)」
のように、トータルで良い印象が残るように指摘します。全体の印象がプラスなので、「よし、期待に応えるようにがんばろう」と思います。
「プラス:褒め言葉やねぎらい」
「マイナス:指摘」
「プラス:期待」
の流れなので、私は「PMP法」と呼んでいます。ちょっとした差ですが、全体的にプラスになるように意識するだけで、相手に与える印象は大きく違います。
特に、メールで指摘は硬い口調になりがちなのでPMP法が有効です。実際今、2つのメールを目にしているのですが、1つのメールはPCを投げつけたくなるほどイライラ(笑)。もう1つのメールは暖かさを感じ「○○さんのためにがんばろう!」という気になっています。
仕事仲間に指摘するのは、よりよい仕上がりを期待するからこそ。仕事の仕上がりはやる気が左右します。それならば、少し意識して、相手のやる気が出てくるような指摘をしたいものですね。
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