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どちらが「現実化」する?―情報収集をするAさんとBさんの違い

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私のソーシャルメディアのタイムラインを眺めていて思ったことです。

ここに、AさんとBさんがいます。

Aさんは情報収集の達人です。
いつもいろんなところにアンテナを張り巡らせ
「こんな情報を収集しました」
「こんなお知らせがありました」
それを、ソーシャルメディアを使って多くの人に伝えています。
情報収集を楽しんでいるようです。

Bさんも情報収集の達人です。
いろんなところにアンテナを張り巡らせ
「何か、面白そうなことはないか」
「自分にもできそうなことがないか」と考えています。
ある日、少し興味が沸いたセミナーに参加したBさん。
セミナーで教わったことを自分ができる範囲でチャレンジ。
まだ、大したことができているわけではありませんが
「今まで自分でも気づいていなかったけれど、私は○○が得意なのかも?」
「あ~そうか!セミナーで先生が言っていたことはこういうことだったのか!」
そのような新しい発見をソーシャルメディアで伝えています。

AさんとBさんには、見た目はそれほど大きな差があるようには見えません。
そこに、あえて違いを見つけるとしたら

Aさんは「知っている」
Bさんは「やっている」

他に、違う表現をしてみるなら

Aさんは「インプット」
Bさんは「アウトプット」

このような違いがあるように感じました。

情報を集める……これはとても大切なことです。

情報を集めることで知識が増えるし、事例を知ることもできます。
それを近い将来仕事に生かすとき、行動の選択肢も広がります。

何も行動を起こそうとしない人もたくさんいる中で
情報を集めることはすばらしいこと。
それだけでグッジョブ!です。

さらに、もっと近い将来仕事に生かすなら、どこかの一線で
「知っている」から「やっている」に移行してみるのもいいのかもしれません。

ナポレオン・ヒルは「思考は現実化する」と言いました。
私が大好きな言葉です。

以前は、言葉をそのまま理解していたのですが
最近、私がこの言葉について考えることは
「思考は現実化する」というのは、実は
「思考は(行動することで)現実化する」なんじゃないかと思うようになりました。

繰り返しますが
情報収集は考えを変えるためにとても役立ちますし、刺激にもなります。
なので、情報を集めることはとても大切です。

また、「集める」ということもひとつの行動であることは確かです。

それを目に見える形に変えていくとしたら
集めた情報をそのまま伝えるのもいいかもしれませんが
その情報から何を思うのか、自分の考えを整理してみたり
小さなことでいいから実際にやってみるということも大事なんじゃないかと思います。

「知っている」と「やっている」の差は結構大きい。

ソーシャルメディアのタイムラインを眺めながら、そんなことを考えました。
私も自戒を込めて、自分の考えを整理したり、できることをやっていきたいと思っています。

あなたはどう思いますか?ご意見をお聞かせください。

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