「これがあれば、間違いなくシェアするのに」――告知協力依頼で気に留めておきたい4つのこと
イベントの告知協力依頼をいただきました。
地域活性化に役立ちそうなイベントなので、TwitterのRTやFacebookのシェアを気軽にすればいいと思うのですが、その「ワンクリック」がなかなかできません。
「もし、これがあれば、間違いなくシェアするのに……」を思うことを書き出してみました。
■自分の素性を明かす
TwitterのRTやFacebookのシェアがどんなに気軽に出来るとしても、他の人に伝えるときは、「その人がどんな人なのか」「信頼できる人なのか」というのが気になります。全くお会いしたことのない方の場合は特にそうです。
顔写真やプロフィールなどが公開されていれば、安心できます。
■「わたしの思い」を伝える
何らかの事情で顔写真やプロフィールが出せない場合でも「思い」が心を動かします。
一方、告知協力依頼の中によく書かれているのが、「世界平和のため」「地域活性化のため」などのような抽象的なメッセージです。このようなメッセージは具体的なイメージを抱くことができないため、「それは確かに大事だけど……」ぐらいの気持ちしか生まれず、感情移入しにくいです。
「○○の時、○○が問題だと思った」
「○○の時、○○に感動した」
「だから、私はこれをやりたいんだ!」
のような、実際の体験談や感じたことが具体的に書かれていると応援したくなります。それが感動するようなエピソードなら「感情移入するな」というほうが困難です。
「わたしの思い」を伝えることを意識するといいかもしれません。
■告知文を用意する
「告知をお願いします」と依頼されたとき、TwitterやFacebookならRTしたり、シェアしたりするだけなのでいいのですが、ブログで告知する場合に意外と困るのが「告知文がないこと」です。開催場所や時間が分かっても、それだけをブログにエントリーするのは難しいです。
文章を書くというのは、思いのほか時間が掛かる作業です。依頼された人が文章を書く負荷を下げるためにも、何を書いたらいいか困らないようにするためにも、告知文は用意したいところです。
「ご参考として、告知文を用意いたしました。文面は自由に変更してくださってかまいません」と添えていただけると、ブログでの告知のハードルがずいぶん下がります。
■双方にメリットがある
「押し売り」は誰もが嫌なように、いくら簡単なことでも「一方的なお願い」だと、「協力しよう」「協力したい」という気持ちが沸きにくいものです。
そこで、「自分のメリット」だけではなく、「相手のメリット」も考えてみるのはどうでしょうか。たとえば、「あなたがイベントをするときには告知に協力する」と伝えることだけでもいいかもしれません。お金を使わなくても相手のためにできることがきっとあるはずです。
私は、「本当にいいものはみんなに広めたい」「応援したい」と思っています。特に、感動したときほどそうです。そういう方は私以外にもたくさんいると思います。
すばらしい活動を多くの方に知ってもらうためにも、「相手がどう思うか?」ということを少し気に留めてみるといいかもしれません。そうすれば、きっと多くの方が応援してくれるはずです。