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「今の時代にコーチングが必要な理由―人と人が支え、活かすために」株式会社コーチングバンク 原口佳典さんインタビュー

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こんにちは、竹内義晴です。

NPO法人しごとのみらいでは、毎月、さまざまな世界でご活躍のみなさんにインタビューし、「仕事の楽しさ」や、「仕事が楽しくなれるプロセス」についてお話をお伺いしています。

今月は、株式会社コーチングバンクの原口佳典さんにお話をお伺いしました

Top_image8原口さんは現在、コーチングの普及と、コーチと社会とのマッチングを行うためのサイト「コーチングバンク」を運営されています。

三省堂書店で新規店舗の開発などをされた後、和製Amazonとも言われるbk1のスタートアップメンバーとして入社。書籍販売のコンテンツやシステム開発に関わられたそうです。「ブラウザ」という言葉がまだ一般的ではないネット通販の初期のだったこともあり、「顧客が何を言いたいのか分からない」というカスタマーサポートの声に、書店勤務時代に築いた「顧客との関係構築ができる経験」から、カスタマーサポートのスタッフにアドバイスをする役割を担われたそうです。

「自分が勘やコツでやってきたことを、もっと理論的に、分かりやすく伝えたい」と思っていたところ、偶然再開した知人の紹介でコーチングに出会い、知識を得ながら現場で実践したところ、疲弊していたカスタマーサポートのスタッフが見違えるように変わり(しかも、みなさんが笑顔になり)、顧客とのクレーム対応、信頼関係構築がうまくできるようになって、そのスキルを生かしてコーチングの普及を始めたとのこと。

現場で実践された方の言葉は、それだけで信頼できます。

いろんな情報がある中、比較的初期のころからコーチングを広めようとされてきたこれまでのご経験から、「ぶっちゃけ、コーチングってどうなのよ」というところをしつこく(笑)お伺いしました。

たとえば・・・

・なぜ、企業研修でコーチングを取り入れても使えないのか
・なぜ、スキルやテクニック(だけ)では効果が上がらないのか
・クレーム対応の現場で、実際、何があったのか

などなど。

どの質問にも、ぶっちゃけトークで(しかも面白く!)お話いただきました。コーチングバンクを開設した最初の理由が「自分でコーチをお願いしようと検索したら、いい人と全然出会えなかったから」という、ストレートさが好きです(笑)。

原口さんはインタビューの中で、何度も「コーチングを『正しく』伝えたい」とおっしゃっていました。この『正しく』というところをちゃんと伝えてくれる、数少ないお一人だと思います。

現代は、何が正しくて、何が正しくないのか。なかなか答えが見出しにくい時代です。ですから、答えは自分で見出していく必要があるし、そのプロセスが、仕事の楽しさに変わっていくんだと思います。

この音声を聞いて、みなさんも、「仕事が楽しい一員」に加わってください。

今の時代にコーチングが必要な理由―人と人が支え、活かすために 株式会社コーチングバンク 原口佳典

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