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【超訳】Black lives Matter:なに色だろうと、命はイノチ。 ないがしろにするな!おろそかにするな!

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超訳:Black Lives Matter

なに色だろうと、命はイノチ。
ないがしろにするな!おろそかにするな!
ニュースなどで、これを「黒人の命が大切」という単調な、
そして無機質な翻訳で伝えているのがとても気になったので、調べてみた。

1)構文

まず、この文章は
「Black lives 」が主語で「Matter」が動詞、という構文になっているということ。
Black lives (複数)
がMatterする(動詞)という構文なのだ。

2)動詞としての Matter

その上でMatter。
辞書によると、 単語matterの語幹mat は古い印欧語のmot(幹、根幹)から来ているのだそうだ。(母親の「mother」もこの「mot」から)
つまり、Matter(名詞)は、「モノゴトの根幹に係ること」的な意味だろうか。
それで、日本語の名詞にあてれば、「物質」、「本質」という意味になるのか。母親と同じくらいに本質的な存在。
これを動詞に使えば、「本質に係わる」「根源的に重要な意味を持つ」という意味になる。なるほど、なるほど。
だから、日常会話で頻繁に使われる否定形の表現 
It dosen't matter 
は大した意味を持たない→ 大したことない、気にならない、大丈夫 というニュアンスになるのだな。

3)そして、超訳

ということは、このMatter を敢えて動詞の肯定表現で使うと、
「ちゃんと重要視しろ」、「大切に扱え」、「ないがしろにするな」、「おろそかにするな」という悲壮で、切実な訴えを表したメッセージということになるわけだ。

なに色だろうと、命の尊さは同じはず。
ないがしろにするな!おろそかにするな!
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