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組織、マネジメントの理論とその実践を、スポーツ・学校を通して考える。

Man in the mirror

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最高のチームを創るということを考える時、チームのメンバーが求めるリーダー像はどんなものなのだろう・・・

自分がフォロワーの立場なら、リーダーにはカッコよくいてほしい。自分が定義する「カッコよさ」とは、泥臭い部分がある人。ラグビーなら泥にまみれてタックルする姿、野球ならピッチャーゴロでも全力疾走する姿。そんなカッコよさを求める。

「あれ、オレ」と自慢をすることもなく、「あの時は大変だった」と苦労を頻繁に語ることもなく、「昔は俺も・・・」などと昔話を何度も聞かされることもなく、若者の手本となるように、さりげなく学んでいてほしい。

ゴルフや酒やパチンコや競馬の話より、たまに「カラマーゾフの兄弟って・・・」と語ってほしい。

成功を語るのではなく、失敗を語ってほしい。失敗談がたくさんあるリーダーでいてほしい。左遷されたり、処分されたり、そんな経験を持っているリーダーのほうが、そういう状況になった人の痛みもわかるだろう。

50歳を過ぎ、10~15年ぶりに昔の同僚にあったりすると、その年月をどのように過ごしてきたのだろうか・・・と考える、考えさせられる。

昔は素敵だったのになぁと感じることが少なくない。いくら地位や役職が上でも。

若い時から、何を考え、どのように時間をすごしてきたか、それが50過ぎの顔・姿に現れるのだろうか。

「40歳を過ぎたら自分の顔に責任を持て」(リンカーン)の言葉は、50歳を過ぎるとわかってくる。そう思うと、鏡の中の自分を見るのに勇気がいる。

Man in the mirror(Michael Jackson)

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