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組織、マネジメントの理論とその実践を、スポーツ・学校を通して考える。

北海道マラソンに参加してきました

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8月31日に開催された北海道マラソンに職場のランニング同好会の一員として参加しました。2万人が参加する大規模なマラソン大会。当日の気温27度、天気は晴れ、湿度70%。かなり厳しい条件でした。

初参加の学生・教員がそれぞれ一人。7~8月は出張が多く全くの準備不足。疲れも取れないまま迎えた当日、8時45分スタートだというのに起きたらすでに7時を過ぎていた。体が重い。スタート10分前にやっと会場到着。立っているだけで疲労の汗が流れてきた。職場の人が沿道で応援してくれているので、それを励みにゆっくりと走り出したが発見できずに5キロ、10キロと過ぎていく。給水ボランティアさんや沿道からの「がんばってー」という声に励まされ何とか前に。完走は無理だと思っていたので目標は20キロ。19キロ地点でやっと友人を発見。「ナイスラン」とかけてもらった声が、どんなに嬉しかったか。おかげで目標キロ数を制限タイム内で走ることができた。帰宅後は、悪寒と発熱を繰り返す熱中症のような症状。悪いコンディションで無理に走ってはいけないのです。

この夏のマラソン、完走する人たちは本当にすごい。途中で足が攣ったり痛めたりしながらも6時間以内に最後まで走り切るのは立派すぎる。初めて参加した学生が「不安しかない」「荷物はどうしたらいんだろう」「シューズもこんなので大丈夫なのか」と不安だらけの中のスタートだったが見事に完走。素晴らしい。

北海道マラソンに関して、「交通規制が大迷惑」「どこかの公園をぐるぐる周ればいい」という声がある。確かに交通は不便になるが、このような人たちは、きっとマラソン(走ること・スポーツ)から遠いところにいるのだと思う。知り合いが参加していれば「応援にでも行こうかな」と思うだろうし、走った経験がある人なら「個人エイドでもしよう」と考えるかもしれない。マラソンに限らず、スポーツは身近なものでありたい。「迷惑なもの」と捉えずに、身近なスポーツイベントに触れる機会、と考えることもできるだろう。僕の前には「古稀」とゼッケンをつけたランナーさんが走っていた。それを見ながら「まだまだ頑張れるのかな」と思った。暑い中、快足を飛ばすランナーを見て「自分もあんな風に走りたい」と思ったり、僕のようにヨタヨタ走るのをみて「あれなら自分もできる」と思うのもOK。ぜひ多くの人にスポーツを身近に感じてもらいたい。そんな貴重な機会がこの「北海道マラソン」なんだ。

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