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通信業界特殊偵察部隊のモノゴトの見方、見え方、考え方

誰の裏書を信じてソーシャルな何かの世界で泳ぐのか、その裏書に担保価値はあるのか

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もちろん人それぞれだとは思います。ただ○○疲れという言葉がどこかで出てくるのは、やっぱり同じようなことを考える、あるいは感じる人が多い証拠ではあると思います。もちろんそんなの関係なく「有効に」かつ「精力的に」その場を使う方はいらっしゃるわけですから別に何を否定するものでもありません。でも、誰しも未来永劫同じモノを使い続けることは無い。どこかで違和感を感じたり飽きて面倒くさくなったりして離れてゆくのは世の常ではあります。

 

個別のサービスの栄枯盛衰は勿論ではありますが

GreeやDeNAが事業として展開する主たるサービスの変遷は正にその流れに企業側が適応しようとした事例でしょうし、mixiどうよとか、Twitter疲れの話とか、でも次に来るのはLINEだぜとか、Google+はどうなっちゃうんでしょうねとか、Facebookはやはり王道でしょうとか言いつつIPO後ひたすら低迷する株価が何を物語っているのかってところから目をそらしちゃいけないよとか、まぁ色々あるわけです。かく言う私自身はその場その状況に応じて使い分けつつ、どこかで違和感を感じて離れていったものもあれば、そもそもの氏素性が嫌いで寄り付きもしないサービスなどもあって色々ですが、結局のところ個人が行動の単位なのでどうしても流行り廃りがありますし、ある程度のところまで行くと自分としても「その世界」に飽きてしまう事があります。

尤も、私の場合には基本的にコアとなるコミュニケーションのクラスターを自分である程度定義しているので、そのクラスターがどこを中心に動いてるのかという観点から自分が出入りするサービスが決まる傾向があるのは自分でも理解しています。別に世界7億人のユーザーをベースに友達を作りたいとは思っていないし、その人たちに何かしら働きかけたいという強烈な情念に駆られているわけでもないという、ソーシャルな世界に夢を持つ方からすると既に前世紀で歩みを止めた化石のような人かもしれません。

でも、別にそれが少数派だとは思わないんですよね。

 

とはいえそれなりに何か言うし、それなりに人の話は聞くし

流言飛語の類、罵詈雑言の類、更には誹謗中傷の類も含めて「公道」としての色んなモノの見方や理解についての意見が乱れ飛ぶのを眺めているのは面白いと思います。もちろん「コイツの意見に賛同する連中全体が許せん」とか「そこまで煽ってどうするよ」などと思う事が無いといえば嘘になりますが、別にだからと言って殆どの場合には「そういう意見もあるよね」と生暖かく見守る事が多いのも事実。

因みに知人関係で話をしていたときに何度か出た話として「本当に事情がわかってる人は迂闊に物は喋らない」というトコロで、実際問題何かの当事者が直接話をするのはあまり無くて、メディアにしろなんにしろ伝聞を元に第三者が意見を戦わすような場も結構みかけたりするわけで、たまたま自分がある程度事実や事情を知っているような話になったりすると大抵は静かに推移を見守る事くらいしか出来ない。何かしら言いたくてもできるのはせいぜい知り合いにしか理解できないような何かの例え話まで。

でもそれはソーシャルな世界で色々と交流するという主旨から乖離しすぎていないか?
いや、全部を晒すことなんて誰にもできない相談。

ただし、全部を隠してるわけではないし、無理に何かを演出して立ち居振舞っているわけでもないので、そこは自分で負えるリスクの範囲で、そして自分が理解できるリスクの範囲で普通に愉しんでいるわけです。因みにそれを超えたと判断すればそこから静かに立ち去りますが。

 

自分をある意味で預けるそれぞれのサービスの氏素性をもう一度考えてみる

それらのサービスの将来性なんてのは、そのサービスを提供する事業主体にも良く判らない事がある話なので、そこまでは厳密には触れません。ただ、そのサービス自体、そして事業主体の氏素性ってどうなの?っていうのは時々考えるようにしています。そこに厳密な基準を自分として持っているかと言うとそうでもないのですが、考えて損は無いと思うんです。だってそれなりに自分の情報を預ける形なるわけですから。

まぁあまりビビッても仕方ないのですが、日本国籍のサービスなら大丈夫かって話ではないし、外国籍だと怖いって話でもない。もちろん何か起きたときに外国籍のサービスの場合には日本の法律が及ばない事が多々あるので面倒くさい事も起きるのですが、それもわかった上で使ってるかどうかってのは常に見直しても良いとは時々思うんです。

しかし、自分の責任をどこまで自分自身が担保できるか良くわからんという状況自体は良い話ではないと思うんですけれど、もうどこにも引き返せないんですよね。

 

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