One Image One Attitude
何を隠そう(いや、別に隠してるわけじゃないんですが)指輪好きな私。いや別に宝石がどっかーんと乗ってるのとかじゃなくて、シルバーの指輪が好きなんです。なんで?とか言われると非常に説明が難しいし、別に宝飾関係者が近くに居るとかそういう話でもないんですが、なぜか普段からシルバーの指輪をしています。だから何だという話ではあるんですけれど。
結婚当初カミさんに「結婚指輪は外さない」と言い切って驚かれた過去
多分普段私と接する方からすると、私が指輪好きには見えないとは思います。いや、好き嫌いというかそもそも興味ないでしょ?という風に見られると思うのですが、そんな私が30年近く前に結婚したときにカミさんにそう言い切ったら非常に驚かれたりしました。それ以降、幸か不幸かずっと同じ指輪をしているのですが、そのうち何となく増えてきちゃっています。
流石に仕事中は自重して結婚指輪の他には左手の人差し指に裁縫用の指貫かと思われるようなのを1つだけ付けていますが、この状態は私にとって「ON」の時間。じゃぁ「OFF」の時間は?というと、実は右手にあと3つくらいつけています。それで短いモヒカン状態の髪型のまもなく50なおっさんですから、真面目なダークスーツを着ていてもカタギには見えないかもしれません(笑) も1つ言うと、結婚指輪以外全部外した状態は自分にとって「ON」でも「OFF」でもなく「PRIVATE」な時間。色々理由があって増えた指輪なんですが、そんな気持ちの切り替えのためのスイッチという役割を持っていたりします。逆に言うと、それぞれの指輪を買ったときにはそれなりに経緯があったりするんですが、まぁそれは非常に個人的な問題なので、ある意味どうでも良い話。
ただ、それぞれにそれなりに経緯と意味合いがあるのは事実ではあります。
One Image One Attitude
因みにシルバーのアクセサリー好きというと多くの場合骸骨系のデザインとかを思い浮かべる事が結構あったりしますし、ショップに行けばそんなのが山のように有りますが、私自身はそういうのは持っていなくて、それこそ裁縫用の指貫みたいなのが多いんです。本当は指を覆う鎧みたいなのとか欲しかったりするんですが、いい感じのが意外と見つからないんですよ・・・ってのはどうでもよくて、手持ちのに1つにメッセージを刻印したのがあるんです。それがこの言葉。
「One Image One Attitude」
別に深い意味は無くて、某有名宝飾メーカーが某有名アパレルメーカーのブランドで出していた指輪のシリーズの1つで、プレーンなデザインの指輪の表面に色んなメッセージを刻印していたシリーズがあったんですね。で、たまたま仕事上非常に厳しい状況にあった30代半ばにふと店頭でこれを見つけて、しばらく考えて買い込んだのがそのメッセージが刻印されていたシルバーの指輪。ずっと身に着けていますが、大した傷をつけることも無くいまだに現役だったりします。
で、別にこのブランドの宣伝をする気も無いのでそれはどうでも良いのですが、そのときに引っかかったこのメッセージってのは、いまだに自分の行動原理のどこかにあるような気がしています。
因みに英語的には何を言ってるのかよく判らんところではあるんですけれど、とりあえず芯をしっかり持とうぜというメッセージだよねと自分的には理解しています。まぁ、どの道趣味の世界の話と自分の思い込みの話なんですけれどね。
自分は何に立脚し、何をどうしようとしてるのかを常に考える
念頭の挨拶とか決意なんて次元の話ではなくて、行動原理の根っこの話。余りに根っこなので変えようがないのですが、そもそも自分は何者であり、何を立ち位置の基準とし、何をしようとしてるのかを常に考える事ってのが大事だと思ってるんです。もちろん1人ボッチで何かをしているわけではありませんからそこには必ず自分が働きかける誰かがいて、自分に働きかける誰かがいる訳です。そしてそういった関係の中での距離感の計り方とか影響の度合いとか諸々考えつつ、1人の人間としての自分ってどうなの?という問いかけがそこにある訳です。
もちろん題材は年により、そして歳により変わるものです。環境が変われば価値観も変わるし、そもそも変わらないものは何も無いわけですからそこでどうやって泳ぎ渡ってゆくかということを(変な意味ではなく)意識しながら生活してるわけです。時には攻撃的になることもあるでしょうし、時には凹んでどうしようも無いときもあるわけですが、まぁそれも流れ。
と、まぁ、自分の置かれている環境やら自分の観測範囲の状況など諸々考えるに付け、あらためてそういうコトをもう一度考え直している2012年の仕事始めです。