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通信業界特殊偵察部隊のモノゴトの見方、見え方、考え方

評論家やジャーナリストが自腹で自分のために持ってるモノを聞くのはある意味ご法度なのかな?

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一般消費者が直接買うモノやサービスの場合、それらの商材を批評し伝える媒介としての評論家やジャーナリストと呼ばれる立場の方が、四の五の言いつつ仕事の上でモノを評価するのとは全く別に、自分のために自腹で購入する、あるいは利用するモノってのが当然あるわけです。

もちろんそのモノなりサービスなりが最高のモノであるかというと実はそうではないかもしれない。価格とか実際その時点で必要とする使い勝手やら機能やらのバランスを普通に消費者として判断して手に入れるんであろうモノであれば、その方が自分で抱えている色んな制約も直接影響を受けつつ、何かしらを手に入れる。

で、実際のところそれらの方が自前で使っているモノがその人にとって本当に最高のものかどうかはちょっと違う事があるかも、っていうのが私の頭にあってですね…

 

自分のためのモノ、という視点

多分ココでしょうね。自分のためのモノ、という視点でモノを考えるときには、事前の情報量の多少はあれど、基本的に一般の消費者とは変わらん行動原理に支配されるんじゃないかとは思うんです。

どうなんだろ?

もちろん営業的な側面から、たとえば誰かから提供されたり借用しているものを悪くいうことはできないなどの色んな条件があるかもしれません。その流れで「もらえちゃったし悪くないから使ってる」系の話もあるかもしれません。

でも、最終的に自分がそれに対して対価を支払う気になるかどうか

ココが最終的に問題だと思うんです。じゃぁそういったものを評価する立場の人が何を使ってるかを知ることができるとどうなるか?いや、実は単なる野次馬的な興味しかなさそうな気がしてきました。でも、あ~、こんなの使ってるんだ~って思う所は間違いなくありそうですが。

 

自分に何が最適かという判断のための一つの軸?

多分新しいモノやサービスとして出てくるモノで、ある程度目に着くモノっていうのは大抵何かしら良い評価を受けている、あるいはそういう状況になりつつあるものです。その裏側には、全然目立つ場所での評価、あるいは誰かの目に留まるような場での露出機会自体が非常にすくなく、結果的に「埋もれてしまう」モノだとは思います。

ただ、たとえば私なんかが全てのメディアに目を通すことなんて不可能ですから、単に私の目が届いていないというか、私が何にも見ていないというか… なんだか自虐ネタになりつつありますが、何れにせよ、通り一遍の評価とは別に「この人ってこれを使ってるんだ~」という情報が非常におもしろいのは事実。それが参考になるかどうかってのはその次の話。その人が見えるのか、そのモノが見えるのか、良く判りませんが。

 

そんな事を思いつつ、単なる一般人である私がたとえばどんなPCを使ってるとか、どんな車に乗ってるかとか、どんなカメラを使ってるかとか、どんな雑誌を(最近は殆ど買わないので)立ち読みしてるのかとか、どんな音楽のジャンルが好きなのかとか、どんな喰い物が好きだとか… そんな事に興味がある人なんていないよなと言うことは思います。知りたくもない?そりゃそうですよね(笑)

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