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通信業界特殊偵察部隊のモノゴトの見方、見え方、考え方

見えるモノの多様性を認めるという柔軟性を持てるかどうかということとブランドのコントロールの難しい関係

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別にビジネスの場に限らず、人として何かしようとするときに、そこに関わるほかの人がいるわけです。とかく日本人は群れるという話はあるにせよ、異なる意見を持った集団が形成されるのは普通の話。因みにその集団において、一定の思想的なところまでを完全に共有する強固な組織だけで動くなんてのに私自身は経験が無く、たとえばある一定の目標自体は共有できるけれど、全く異なる価値観の集団で動く事の方が多いんです。というか、多かった。

でも、一般的にどうなんだろう?

 

一枚岩に見える組織や、ステレオタイプな印象を持つ組織の存在

たとえば私が最初に勤務したIBMの場合、当時はたとえば米国ですら「官僚主義を民間企業にしたらIBMになる」と言われていた時代でした。企業自体が非常に目立つ存在であった事もありますが、それでも何かしら一定の認識というか理解をされていた組織であった時代だったと思います。

もちろん現在のIBMは例えば私が勤務していた10年近く前、更にはたとえば私が入社した1980年代半ばとはある意味全く違う企業になっていますし、、むしろ変わる事によって生きながらえてきた企業ともいえますから、それは別に悪いコトでは無い。逆に、今のIBMってさって何かしらある一定の印象を持たれ得る存在であるんだとは思いますが、じゃぁ今はどうよってのは本稿の主旨とは異なるので、それ以上深入りはしません。

ただ、そんな外部の印象と「中の人」の印象が同じ事もあるけれど、実は随分と異なる部分があるのはどんな組織でも、あるいはどんな集団でもあまり大きくは変わらない気はします。

 

事前に必要以上にバイアスをかけちゃいけないのだけれど

けれども理解のための一定の事前認識というのはどうしても持ってしまう事はあります。そして、実際に触れた時点で、あるいはかかわりを持った時点でそこに当初からの理解と同じようなモノを感じてしまうと更にそれが強固なものになってしまう。

まぁ、ここまで来るとそれが良い悪いという話ではないのですが、ただ、自分が触れたその情報がその組織なり何なりの全てであるわけも無いというのは意識する必要があるわけです。でも、何かしらの組織なり何なりの全てを知ることなんて出来ないわけで、人は自分の見聞きできる範囲+それに纏わる伝聞で評価を下すわけで・・・

 

このあたりっていうのは、いわゆる「ブランド」を構成する非常に重要な要素で、その「人」が一度強固に持った印象というのを捻じ曲げたり変えたりするのはとても大変な仕事。更にそれが好き嫌いに直結するような種類のものであれば、そこに「アンチxxx」というものの中核が形成されたり。

まぁ人の気持ちと言うのは、とかく難しいものです。

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