Xmarks終了の告知に、無料のアプリケーションのサービスに依存しすぎると大変なことになるぞということを忘れていた自分を思い出す
Xmarksって何よ?っていう方も多いとは思います。これ、元々はFoxmarksというFirefoxのアドインソフトで、基本はBookmarkのシンクロサービス。最初はたとえばオフィスのPCと自宅のPCのBookmarkを共有させたいというニーズに応えるところからスタートし、今ではそれが機能的にも充実し、Webサイトもキチンと完備され…と、或る意味順調に育ってきていました。
ちなみに私の場合、今ではオフィスと自宅のPCのFirefox、IE、Chromeの間でBookmarkの共有をやってます。Bookmarkの共有という或る意味非常に地味なサービスですが、Browserを事なった場所で複数使う必要がある場合には、実は「インフラ」とも言える種類のサービスです。
で、今日XmarksのUpdateがあるよ~とFirefoxが教えてくれたのでインストールすると…
はあ?
まぁ確かに言い分は判るのですが、さて、どうしようかと…
XmarksのCEOのBlogにある経緯や考え方については、まぁそういうことなのですねと納得するしかないのですが、とりあえず年間10ドル払って有料サービスとして使い続けるか、でもそれは作ってる本人がそもそも「金を取るのは本意じゃないからさ…」って言ってる事もあって、先々どうなるんだか良く判らんし、ということで、ちょいと思案中。
で、それはそれで仕方無いとして、年内に引っ越し先となれるサービスを探さなきゃな…とか考えつつ、実は一度入ると抜けられない、非常に依存度の高いサービスの一つなんだということに改めて気付きます。
たとえばGmailが無くなると本気で全く何も出来なくなるくらい非常に強く依存しているわけですが、これは目に見えるアプリケーションのレベルなので、或る意味判りやすい。それに対してXmarksみたいなのは、どちらかと言うと裏側で動いてもらう種類のもので、それ自体の存在は選択した自分はもちろん判っていますが、普段それ自体の画面を見ることもない、いわゆるユーティリティープログラムの類。でも、これが実は普段の私のBrowser上での活動の根っこを握っているわけです。
インフラ。まさにインフラ。
さぁて、どうする?
ってことで、妙にこねくり回した難しいサービスを作り上げてしまって国内のユーザーは増えないよ~とか、あるいは大きく海外進出なんて夢だけはもってるんだけどさ~と困るくらいなら、こんな普段の行動の基盤となる部分の「肝」や「軸受」になるところを握っちゃえば世界進出なんて意識しなくてもみんな使っちゃうんじゃないの?なんて、元ITのマーケティングとは思えない暴論を思いついたりするわけですが、まぁみなさん事情があるわけで。
(そう思うなら自分でやれよという声も聞こえてきそうですが)何れにせよ、自分の依存度の高さ、そして代替手段が見つからない時の不安さ、でもサービス終了の期限はほっといても来るぞ~っていうところの問題。
でもまだ時間はあるから、ぼちぼちと探し始めるかと