今再び、ビジネスカジュアル論
ちょっと色々と理由があってビジネスカジュアル論。たまたま現在の勤務先のドレスコードが変わるというコトがあり、チョイと思ったことを…
厳格かつユルユルのドレスコードが存在した最初の勤務先
新卒で入社した1980年代半ばのIBM。それこそ世界中でダークスーツが基本。そもそも(少なくとも当時は)アメリカですら「官僚主義を民間企業にするとIBMになる」とまで言われていた時代。入社すると周囲は紺のスーツばかり。そんな中、アホな私はグレーのⅠ型スーツ(わかるかな?)にボタンダウンの白いシャツ、黒のウイングチップというのが基本でした。
まぁ、東海岸の会社だからいいじゃないですか。
ただ、当時から研究所は比較的ドレスコードが緩かったんですね。事実、ジーンズはNGというお達しがときどき回っていましたが、朝から晩までワークショップ(実験室ですね)に篭ってるなら何を着ててもいっしょじゃん、見たいなところがあったのは事実。でも当初は営業部門だった私はスーツ。
まぁ、一応それがルールでしたから。
でも、異動で営業部門ながら大和研究所の中の施設に行ったときから微妙な変化が。そう。郷に入れば郷に従えという言葉の通り、お客様と応対しない日はチノパンとか、一日中マシンルームに篭るときなどはジーンズで行くようになりました。
まぁ、そういう場所ですから。
そんな毎日だったのですが、ときどき急に営業部門のオフィスに行く事もあり、そんなときはそのまんま行くわけです。最初はビビリましたが、そのうち慣れちゃって、その後大和を出た後も何となくチノパンにブレザー、シャツの色はピンクやら黄色やら青やらってドンドンと緩くなっていってしまいました。
まぁ、それも流れですね。
そのうちイベントが主たる担当になった頃、イベントが終わった後に私の事を直接知らなかった営業の人が「お世話になりました。全然御挨拶もせずに・・・」と名刺を出されたときに社員バッジを見せて「いや、私も社員ですから」と言ったときの絶句した顔ってを何度も見た記憶があります。
まぁ、そんなもんです。
とまぁ、そんな経験もありましたが
今の勤務先は基本的に勤務中はスーツ。ただ、それが色々と事情があって最近ビジネスカジュアルOKになりました。私的には昔の緩さに戻るだけなので、何の違和感もありませんが、それでもスーツしか着ない人ももちろんいます。
それはそれで問題ありません。
ただ、ふと周囲を見回したとき、なんか二種類の人がいることに気づきました。
- ビジネスカジュアルOKだけど、スーツでは必ず白いシャツしか着ない人たち
- ビジネスカジュアルNGだけど、シャツは色んな色やデザインを着る人たち
ふむ・・・
まぁ、だから何だって話ではないんですが、スーツじゃないとダメって言われていると他に遊びようが無いので、結局シャツやネクタイで遊ぶ人ってのが意外と多いんじゃないかという気がします。そして、逆に遊べる環境にいると、スーツの時にはむしろコンサバになる・・・?
って人間ウォッチングの話でした。