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通信業界特殊偵察部隊のモノゴトの見方、見え方、考え方

たとえば「フロッピーディスク」じゃなくて「ディスケット」と言ってしまう自分と、そういう言い回しが示す自分の氏素性って嫌いじゃないかも

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例の証拠捏造云々の話題にあわせて「フロッピーディスク」という単語が飛び交った今朝の私のTwitterのTL。別件のTwitterでのトラブルはさておき、その単語自体はもちろん理解していますし、いまだに「フロッピーディスク」を使ってるのかな?という議論も楽しいのですが、私自身の問題として、そのモノ自体をいまだに油断すると普通に「ディスケット」と呼ぶ週間が抜けないことに、ふと気づいた瞬間もあったりして。

 

どこにもある業界用語、そして特定の企業用語

ひとつの業界、ひとつの企業にずっといると判らないのですが、たとえば他の業界の人と話をしたり、あるいは自身が業界を跨いで転職したりすると色んな壁にぶち当たります。そのひとつが、いわゆる「言葉の違い」。まぁそれでも大抵は有る一定の期間を経ると慣れるものですが、油断すると最初にその「モノ」に触れたときの言い回しやら何やらが顔を出したりします。

私にとって、その際たるものが「ディスケット」かもしれません。

 

でも、ふと思うに、これは生まれ育った場所で体に染み付いた方言みたいなものかも

私の場合、基本的に育ったのは関西ですが、親の実家は山口と長崎。家族がそれぞれの方言で喋ると家の中で会話が成立しないので、外では何語を喋ってもよいけれど家の中は標準語という環境で育ちました。就職してからずっと東京勤務なのですが、その成果なのか、自分の出身地を一発で当てた人っていうのに巡り合えた事がありません。ただし、関西出身だとわかってる人との話、あるいは出張で関西以西に行ったとき、学校時代の同級生や家族と喋るときにはいきなり関西弁になります。

まぁ、それはそれ。

でも、たとえばガンガンに酒を飲んでヘロヘロになってるときとか、ちょっと油断するとだんだん何弁を喋ってるのかわけが判らなくなったりもします。以前はそんな事なかったんですけどね・・・

因みに私の関西弁。基本的には播州弁と神戸弁のチャンポンなのですが、神戸出身のカミさんに言わせると「絶対に山口訛りが入ってる」らしいです。うむ~、これはよく判らんです。細かく指摘されるとそうかなぁと思う部分は無くは無いですけど。

そういえば、親の方言の流れで言えば、福岡とか長崎の方言は比較的わかります。少なくともイントネーションレベルだと結構近いところに持ってゆけますね。でも、流石にこれは自分である程度意識しないと難しい。それに較べて山口弁(というか下関弁なんですけど)は、自分自身が親の転勤で3年くらい住んでいたので、その間は完璧にネイティブな喋り手でした。

 

・・・って話はどうでも良いんですけど(笑)、いずれにせよ、どこかで染み付いたものってのは、やっぱり抜け着れないよな、という思いがどこかにあります。

ただし、昔は「なんだかそれって嫌だよな」と思う部分があったのですが、最近は「いいじゃん、それで」って思うようになりました。だって、そういう言い回しをする事自体が自分の歴史みたいなものだし、それを否定する必要は無いし、その歴史があるから今の自分がココにいるわけですから。

・・・なんて事を思うようになったのは、歳を取ったせいかもしれませんけど。

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