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通信業界特殊偵察部隊のモノゴトの見方、見え方、考え方

Blockbusterどうなるよ報道にみる、世の中の捉え方

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私自身は実はいわゆるレンタル系のお店、それこそCDであったりDVDであったりといったものをあまり利用しません。ただ、かつて小学生の頃は例のNHKのドラマのごとく貸し本屋に入り浸って漫画を読み漁った時代もありまたし、大学の頃はレコードレンタル全盛期でしたから、業態自体にはなじみがあります。ビデオレンタルも稀に利用していましたが、冷静に考えてここ10年くらいは殆ど足を踏み入れた事がありません。

じゃぁiTune Storeとかをガンガン使ってるかって言うと実はiPhone持って無いよ~とかあったりして身も蓋も無い話になるのですが、それでも業態自体を取り巻く環境というのはそれなりに理解しています。もちろん日本でも海外でも同じような事が起きているところがあるわけですが・・・

 

アメリカに行った事があれば一度くらいは目にしていると思うBlockbusterの看板が傾く

元記事はLos Angeles Timesのこの記事。

で、CNET Japanにも ビデオレンタルのBlockbuster、9月にも破産申請か--米報道 としても載っています。

う~ん・・・

元々それほど熱心にレンタル屋に通っている人ではなかったのですが、それでも色んな流れがココの動きに現れているよねというコトは理解できます。

ただ、これは単にiTune Storeに負けたとかそういう単純な話ではなく、消費者の志向や嗜好の変遷、そもそも何をどういう形で求めるかと言うところの変化にどこまで対応できるかということのひとつの表れである事は事実。

 

実際のところ、どんな業種、業態、職業、職種、そしてもちろん企業自体にも「賞味期限」というようなモノがあるんだろうなということを自分の人生経験からも強く感じるのですが、そこで自分は一体何物であって、何を本質として存在し続けてゆくのか、存在し続ける事がよいのか、もし存在し続けるならどうしなくてはいけないのか。普段は忙しくて手が回らないような状況であっても、時々真面目に考えないといけないんじゃないかと思うんですね。

組織論、企業論、産業論、歴史的背景や経緯などなどその他諸々を全部まとめて眺めないと、世の中の動向というのはキチンと理解できないよね、という思いを新たにする報道じゃないかと。

 

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