住宅地の中のシャッター商店街
私の自宅は横浜市北部(青葉区)の住宅地なのですが、比較的早くから住宅地として開発されていた場所で、それこそ1970年代には中心となっていたであろう私の自宅の最寄のバス停付近に「ショッピングセンター」という看板のついた10軒ほどの商店の入れる建物と、その脇にテントを歩道に張り出した10軒強の商店の並ぶスペースがあります。ただ、そこで現在店舗として営業あしているのはスナックが1軒、散髪屋が1軒、そして通りの向かいに蕎麦屋が1軒だけ。先月末には40年そこで営業していたパン屋さんが閉店しました。そして今は正にシャッター商店街となっています。
私がそこに住み始めた10年ちょっと前にはもう少しお店が開いていたのですが
今残っている店以外には、酒屋、肉屋、八百屋、クリーニング屋、パン屋、乾物屋、豚カツ屋、今の散髪屋とは別の美容院、CDショップ、そして居酒屋などが営業していました。既にその頃は3分の1くらいの店舗スペースはシャッターが降りていましたが、まだそれくらいの店は営業していました。
でも、当然のように近所には増えたり減ったりしつつ数軒のコンビニが常に存在し、近くの田園都市線青葉台駅前にデパートやら有名なスーパー数軒が営業を始め、飲食店やら何やらが山のように増え、更にはクルマで20分くらいのところには巨大なショッピングモールが出来、そうなると何となく人通りが少なくなり、そのうち1軒、また1軒と閉店して行き、そして今の状況。
ただ、自分自身がそこで買い物をしていたかと言うと微妙で、パン屋と乾物屋、そしてたまに酒屋には行っていましたが、それ以外のお店には中々足を向けていなかったのは事実。そんな私が寂しくなったよねなんて言う資格があるのかどうかってのは問題ですが、以前は夕方の時間などそれなりに近所の子供がうろちょろしていたり、普通に買い物に立ち寄る主婦や帰り際に何かを買って帰るサラリーマンの姿もそれなりにあったのですが、もうそういう買い物をする店自体がありません。
自分自身どうよ?という話はやはりありますが、それでも寂しくなったよねってのは正直な感想。
もちろん地方の有力都市ですら広がっているシャッター商店街とは規模が違うわけですが
どちらかと言うと団地で育った年月の方が長い私の子供時代の場合でも、団地の中心にある商店街やその周辺にある古くからある商店街の中を友達と一緒に走り回ってお菓子を買ったり、あるいは駄菓子屋とかで少ない小遣いをハタいて訳の判らん玩具を買って帰って親に怒られたりといった思い出があるんですよね。
そんな環境がよいならそういうところに引っ越せばいいでしょ?とか言う話もありますが、それも中々簡単ではない中、それでも近所にそういう場所があったのは今の住処を決める上で結構評価が高かったのですけど、ある意味自分で自分の首を絞めてしまったようなところもあるわけで・・・
もちろん、コレもひとつの流れなんだとは思うのですが・・・
やっぱりちょっと寂しいなと思う気持ちは変わらないです。