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通信業界特殊偵察部隊のモノゴトの見方、見え方、考え方

高齢化、ということについてたまには真面目に考えてみる

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いわゆる先進国と呼ばれる国である意味共通な問題として、人口の高齢化の話があります。出生率の低下、低成長化における国家の収入の低下などと、年金システムの維持とのトレードオフの話。もちろん日本でも同様の事が言われているわけですが、ヨーロッパでも先のギリシャやポルトガルなどの経済状況や、元々そこにあるスウェーデンやドイツなどの問題が解決策の無いまま推移しているという状況は他山の石とする訳にも行かない話な訳で・・・

 

それなりに海外の色んな状況を直接拾っていたりするんですが

TwitterのTLで見つけた知人のTweetにあった、The New York Timesのこんな記事。

残念ながら全文英語ですが、要は各国それぞれ法定定年を延長するとか歳出をカットするとか、それぞれの状況に応じて策は打ちつつ根本的な解決策が見つからないという状況を解説しています。

正直な話、対策はともかく裏側の事情で言うと日本も大差ないわけです。たとえばこれらの国に共通しているのが、第二次大戦直後のベビーブーマーを抱え、その子供の世代がそれらを支えられるほど豊かではないという部分。

で、それを踏まえつつ、やっぱり恐ろしいのがこの記事のページでも引用されているこのグラフ。

要は一体何人で年金生活者を支えているかというグラフです。日本でも、現在も既にベビーブーマーの退職を迎える今後はちょいと真面目に取り組まないと社会システムが崩壊するぞという話は以前からありますし、社会保険庁の状況もあって早晩非常に面倒くさい事になるのはある程度見えているわけです。

その意味では個人として公的年金だけではなく個人年金をどのように準備するかっていうのは非常に真面目に考えなくてはいけないのですが、短期・中期的な経済状況を考えても単純な解は無い状態。でも何かしら備えておかないとという意識だけでは何もなくなってしまう。単に現在の支出を押さえるみたいな簡単な話でもありません。視点をどこに置くかですが、社会システム全体を見た場合、個人の貯蓄だけが全てでもない。

 

他人事ではなく自分の問題として、単純な生活の縮小均衡を目指すという話でもなく、たとえば自分が60歳、70歳、そしてそれ以上の年齢になったときの生活設計と言うものを、やはりそれなりにキチンと考えないといけないよね、というコトを改めて思った次第です。

 

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