自宅の古いPCが順にubuntuマシーンになりつつある
色んな経緯があって、現在自宅には稼動するNotePCが3台あります。自宅機の場合、メインはVAIOなのですが、これをガンガン使っているのはカミさんで、私は深夜か休日。これが止まると生協の注文とかPTAの連絡とかが全部駄目になるという、家庭的には非常にクリティカルなミッションを持った本番機、と言えます。
それに対して私がメインのVAIOを使うのは、殆どが休日に撮影したデジカメの写真をカメラのコンパクトフラッシュメモリーからオフロードする時くらい。この作業自体は、データがなくなってしまうと取り返しが付かないという、これまたクリティカルなミッションです。ただ、拙宅としての優先順位から言うとどうしても下になるのは致し方ない。
でも、それでも自宅でメールなり何なりをチェックしたい事もあるわけで、そうなると引退した古いPCを動かす事になるわけですが・・・
残りの子たちは、既にバッテリー駆動が全く出来ないという状況
もう8年前とかのNotePCです。バッテリーは既に充電が全く出来ず、電源コードが抜けるとそのまま昇天です。古いThinkPad i-Series(PentiumM)とThinkPad A31(Pentium4)。何しろ老体ですのでそんなに無理は出来ません。ThinkPad A31はWindows/XPですが、ThinkPad i-SeriesはWindowsME (笑) 流石にMEの方はそのまま使う気にはなれません。
実際問題として今の基準で言うとカメのように遅いPCですから、OSを入れ替えるのもなぁ・・・と思いつつ、モノは試しだとubuntuを入れてみました。気持ちはThinClient制作。そう。今はクラウドの時代です。別に自宅でPowerPointやExcelをガンガン使う事は滅多にありません。デジカメの写真を弄繰り回すという趣味もありません。要はメールを中心としたブラウザーベースのアプリケーションだけで十分事足ります。それこそTwitterだってWeb版を普段からメインで使っているので、特に不自由は感じません。元々BookmarkだってXmarksを使って複数のFirefoxで共用しています。
・・・ そう。ubuntu入れるとFirefoxが付いてくるので、オンラインの環境はホボそのままOKです。
俺、リサイクルの天才かも。
ということで、元々WindowsMEが動いていたThinkPad i-Serieseに入れてみました。
入ったのは入ったけど、遅すぎてどうしようもないという状況
CDを自分で焼き、インストールし、Bootしてみると・・・ 笑っちゃうくらい遅い。立ち上がりもそうですが、漢字変換がまるで1980年代半ばのフロッピーディスクに漢字フォントが入っていたころの単漢変換状態です。
だめです。これじゃ。
とはいえ、それでしばらく使っていました。でも、なんでもう一台のWindowsXPが動いていたPentium4の方にしなかったのか?いや、ちょっとアプリケーションの問題でスグに潰せない状況が少しだけ残っていたもので。
でも、そのうちリチウムバッテリーがなくなったのか時計が止まってBIOSから先に行かなくなりました
昇天です。何れこの日が来るとは思っていました。ただ、リチウムバッテリーの交換するくらいなら中古を買おう位のキモチだったので、そのまま眠りについていただくことにしました。
ということで、今度は遂にWindowsXPが動いていたThinkPad A31に手を付ける版です。このThinkPad A31にはHDDを2ドライブ載せていて、普段起動していたHDDとは別にちょっと理由があってOSごと残しておきたいHDDという構成です・・・ あ、いや、でした。実はですね・・・
チャンと確認したはずだったのですけれど
念のためにBIOSで起動ドライブを確認し、普段起動していたほうのHDDのパーティションを全部切りなおしてフルインストール。流石にPentium4は速いです。単純に比較の問題ですが(笑
で、無事にインストールも終了し、Bootしようとすると・・・ 何故かOSが見つからないとBIOSに怒られます。おかしい。何かがおかしい。仕方ないのでもう一度フルインストールしなおしてBootすると、また同じです。やっぱり何かがおかしい。
しばらく考えて、まさかと思いつつBIOSで起動ドライブを変更してみました。これは残しておきたかったHDDで、こちらはWindowsXPが上がってくる・・・はず・・・だったのですが、目の前に出てきたのは見慣れたWindowsロゴではなく、小さな丸いマーク。見覚えがあります。紛れも無くubuntuのロゴです。
あ”~~
HDDドライブの入ってるところでBIOSから見た扱いが違うのを忘れていました。で、そのあとしばらく確認してみたのですが、どうやら二度とWindowsの画面を見ることは出来なくなっているようです。
あ”~~~
ま、仕方ありません。面倒くさくなったので、もうこれで良いやと諦め。
そう。大人は諦めが肝心です。
でも・・・ はぁ。。。
そんな事件もありましたが、とりあえず目の前にはそれなりに快適なThinkClient
難しい事をさせる気も無く、アプリケーションをローカルにインストールする気も無いので、かなり快適なThinClientとしてサクサく動きます。使いたいのはGmailだったりTwitterだったりTumblrだったり、そしてもちろんどこかのWebサイトのチェックだったり。
そして、ちょっとだけ何か表を作ったりワープロ的な作業をするならGoogle Docsでやってましたから何も問題ありません。
見事なクラウド環境の自宅への応用です。
ということで、よくよく考えると私が基本的に自宅で必要とする処理環境というのは殆どネットワーク上にあるので、別にOSがWindowsである必要も無いし、多分Macである必要も無い。iPodとか持っていないので、母艦としての機能も不要です。
な~んだ。Netbookでも良いじゃん。
と、実はネイティブにクラウドな人になりつつある今日この頃です。