オルタナティブ・ブログ > THE SHOW MUST GO ON >

通信業界特殊偵察部隊のモノゴトの見方、見え方、考え方

国際放送機器展 (Inter BEE 2009) に行ってきました

»

昨日の午後、幕張メッセで開催されている国際放送機器展 Inter BEE 2009 に行ってきました。かつてはどちらかと言うと趣味の世界で行っていたのですが、昨年あたりから仕事上での目的を持って行く様になりました。通信事業者がソコで何を目的に?いや、それなりにあるんですね、これが。

 

無線屋としては、伝送系で何か出来ないかなぁと鵜の目鷹の目

ここは純粋にお仕事。そのアタリで一緒にお仕事できそうなところが無いかなぁ?とあちらこちらのブースを覗きます。実は伝送系での出展協力なんてのもやってたりしたので本当はオフィスで待機していないといけなかったのですが、会場に行かないと出来ないこと・・・というか会場でやりたいこともあるので、半分無理やり会場に行ったわけです。

とりあえず自分の目的とするところには顔を出して説明員の方とお話をしてと、それなりに目的は達成できたんですが、普段は出展する側、あるいは説明する側に立つことが多いので、立場を変えることっていうのはいまだに勉強になります。

ということで、この部分はお仕事。逆にこれが無いと交通費でないんですけどね(笑

 

やっぱり残る趣味(?)の世界

かつてはプロモーション映像の制作とかもやっていましたから、映像制作系の話については自分でチャンと理解していないと、その時点で何がどこまで出来るのかとかの話についてゆくために出かけていました。ただ最近は諸般の事情でそういう仕事から離れてしまっていますので、そのアタリの勉強が仕事かどうかについてはとても微妙です。とはいえ、知識が途切れるのが怖いので、やっぱり足を伸ばすワケです。

たとえば映像制作系で言うと、自分自身はアナログのUマチックとか初期のベータカムの頃から携わっていました。映画ではなくビデオでしたが、当時はリニア編集、つまりテープベースでの撮影と編集の世界でしたから、時間も手間も大変な話。展示会のメインシアターの映像15分分を作るのに仮編集だけで3日、本編集も2日がかり。文字入れも一昼夜なんて平気でやっていましたが、いまや基本的に全てデジタルで、かつノンリニアの世界。素材を全部ディスクに落として、画面上で切ったり張ったり。

因みに普通に家庭でビデオを撮影してPCで編集っていう世界は全てノンリニアですが、それが当たり前になってしまっていて昔はエライ苦労したんだぜ~なんていうと、ただのジジイになってしまう世界になってしまいました。便利になったものです。

実際にはそれ以外に音響系とかカメラ自体の情報とか。ただ何れにせよプロフェッショナル用ですから個人が使う以前に買えるレベルの話ではないのですが、このアタリを追いかけていると技術動向もよく判るし・・・と変な言い訳。家庭用ならCEATECに行けばいいのにと言う声が聞こえてきそうですが、ま、これは趣味の世界みたいなモンですから。

 

やっぱりこういう場所で出会う人も居るわけで

展示会の常ですが、こういう場所で久々に出会う人ってやっぱり居ます。もう何ヶ月もあってない人も居れば、つい数日前にバカ酒飲んで大騒ぎした人と真面目な顔をしてばったり出会うとか。

もちろん知ってる人に出くわすのは楽しいのですが、そこで何を見てるかってのがその人の動きや考えている事の伏線にもなったりするわけで・・・

そんな感じでの幕張メッセ。雨は降るし気温は低いしとそれなりにキツかったんですが、ちゃんと成果も上がった展示会でした。

 

Comment(0)